公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハクチョウゲの花が咲いていた

1223日(日)
 
 今迄遠くの公園を見てきて、近くの浦島公園へ殆ど言っていなかったので、晴れた暖かい中を出かけてみた。公園はいろいろな樹木が植えられ、賑やかになってきていた。特に、ケヤキ、カエデが多く、混み入って来た感じがした。
 12月も終わろうとしている時期に、ハクチョウゲがぽつりと咲いていた。ハクチョウゲやシャリンバイは中々適応力があるせいか、暑くても、寒くてもちらほら咲いてくる。ほぼ1年中花を見るようだ。ハクチョウゲの花冠は5裂し、縁は波を打っており、内側に沢山の毛が生えている。
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ハクチョウゲ

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 ハクチョウゲの花

 葉がほとんど落ち、骨組みだけが残されたカンザンを見た。カンザンはソメイヨシノより開花が遅く、八重の大柄な花を咲かせる。冬芽は楕円形で、芽鱗の縁に僅かに毛があるように見えるが、表面には殆ど毛がなく、太陽の光反射し、艶があるように見える。冬芽はまだ小さく、長さ6mm、幅2mm程であった。
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カンザン

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 カンザンの冬芽

 ドウダンツツジがある。ドウダンツツジは綺麗に紅葉するが、今年はその光景を見ることがなかった。褪せた葉がまだ残されているが、そろそろすべてが落ちてしまいそうだ。葉はなくなるが、綺麗な冬芽が出来てきている。楕円形で、芽鱗が赤褐色をしている。この色はドウダンツツジの紅葉の色とそっくりである。葉がある時は目立たないが、これからはこの美しい姿が目に付くようになる。
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 ドウダンツツジの直ぐ傍にトサミズキがあり、丸く膨らんだ冬芽が見える。薄黄色の姿から、「もう直ぐ咲いてくるのでは・・・」と思われるが、中々花にならない。毎年、このような姿を見るが、そのうちに分からなくなってしまっている。大きな冬芽は、暖かい日に咲き、散ってしまうのだろうか。最初に咲く時を見届けてみたいと思っている。
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トサミズキ

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 トサミズキ

 この樹は、最近植えられたハナモモの幼木である。このバナモモは、「紅白混じりの ハナモモで珍しいなぁ」と思った樹である。冬芽は、白色の毛が多く、ハナモモの冬芽と分かり易い。冬芽の大きさは長さ6mm、幅3mmと小さかった。
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ハナモモ

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 ハナモモ

 すぐ隣に、先程のハナモモに似た幼木がある。これはソメイオシノである。ある資料によると、「ソメイヨシノの幼木はもう販売していない」と聞いていたが、この幼木は、今年咲いた花を見ると、ソメイヨシノだったと思う。
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撮影:1221

  記  平成301221日(金)