公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 瓜久保休憩所から前田の丘

1122日(土)
 
 サクラ、コナラの間を通り抜けると、カッパ池が見えてくる。瓜久保休憩所へ向かう道には何体かの案山子が訪れる人を迎えている。案山子は昔の人が鳥などから稲を守るために考え出されたものだが、今はその目的が変わって、芸術作品となっている。
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田と案山子
 
 瓜久保休憩所へ通じる道を見ると、クワに似た樹が大きな株のようになっている。葉がヤマグワより幾分小さく迷ったが、大きく切れ込んでいる葉が見られるので、ヤマグワと見てもよさそうだ。
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ヤマグワ
 
 緩やかな坂を上りはじめると、田が終わり、林が見えてくる。この林に直立している樹が何本もある。先日見たときは、クヌギ、コナラのように見えた。しかし、クヌギ、コナラにしては幹が細すぎる気がしていた。今日見てきた樹木を参考にして考えると、ハンノキではないかと思いついた。葉が分かればと思ったが、鮮明な写真が撮れなかったので、判定が難しい。
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ハンノキ
 
 林の縁に何本か名前の分からない樹がある。今見ている樹は葉がだいぶ落ちかけている。黄色くなった葉を見ると、ヤマグワかミズキが頭に浮かんでくる。葉脈を見ると、支脈が平行状態で、鋸歯が鋭い。ヤマグワやミズキではない。イヌシデになるようだ。
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イヌシデ
 
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イヌシデの葉
 
 舞岡公園の出口が目の前になってきた。坂を上り前田の丘へ出たところにミズキの樹がある。確かにミズキの樹であることを確認した。この樹と向かいになっている樹がまだ分かっていなかったので、調べてみた。幹は黒っぽく滑らかである。葉を見た。支脈が平行に見えるところはミズキの葉を、縁の鋸歯はサクラの葉を連想した。ミズキの葉には鋸歯はないので、この樹はミズキにはならない。ではサクラになるのか、幹を見るとサクラとは考えられない。写真をよく見ると、今見ていた葉は後ろのサクラの樹から出ているようだ。黒っぽい幹には葉がついていない。するとエゴノキが最も近い気がしてきた。
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葉:サクラの葉
 
撮影:1113
 
 
  記 平成261122日(土)