ユリカモメ
12月31日(土)
中の池と下の池の間の堤を渡りきったところにスダジイ、カヤ、カツラの樹がある。カツラの葉は散って仕舞っているので、今はスダジイとカヤへ目が行く。スダジイは見る機会が多いが、カヤを見る機会は少ない。このカヤを見ると、いつも「これはモミでは」と迷いが出てくる。カヤやモミを見る機会はほとんどないので、ここで、どこが違うか、復習し、「モミ葉の先は2つに割れている」ことを思い出す。
カヤ
ここから茶店の方へ向かって行くと、右手に、開花標準木と明記されたソメイヨシノの大きな樹がある。一方の枝は道へ、もう一方の枝は水面へと伸びている。花時には沢山の花をつけるので、一番の人気どころになる。向かい側には大きなケヤキの樹が高く聳えている。茶店の前の広場はヤマザクラを中心にオオシマザクラがあり、ソメイヨシノとともに花の時は見事なサクラの庭園になる。
ソメイヨシノ: 開花標準木
右にソメイヨシノを見て進んで行く。「この樹もソメイヨシノでは」と思って、名札を見ると、「梅護寺数珠掛桜」という聞きなれない名札かかかっていた。初めて聞く名前なので、開花が楽しみになる。左にはサザンカ、オオシマザクラ、ハゼノキなど続いている。
梅護寺数珠掛桜
前方にテニスコートが見え、下ノ池の角にエノキの大きな樹がある。右へ曲がると、両側はカンザンの並木となっている。このカンザンはソメイヨシノなどの花が終わってから咲き出してくる八重のサクラである。そのため、公園ではサクラの花を長く楽しめるようになっている。
カンザン
下ノ池を見ると、白色の水鳥がいる。鳥についてはよく分からない。嘴が尖っているので、カルガモとは違う。「カモメかなぁ」そんな思いもした。調べると、カモメの仲間で、ユリカモメと分かった。カモメの仲間は、主なものだけで8種類もあるという。
ユリカモメ
撮影:12月23日