下ノ池の周りの樹木
12月30日(金)
この写真は、パークセンターを出たところの下ノ池である。今は、寂しい冬景色である。花の時期は、ここから対岸のサクラが見える。その時の景色には、今の光景からは想像が出来ない美しさがある。
下ノ池の周りの樹木分布を見ながら進み始めた。道は左にカーブしている。正面の奥に、モミジバスズカケノキが幽かに見え、左側のマテバシイの緑が濃く見える。右側には、棒状になった大きなソメイヨシノ、その右下にモッコクの緑が見える。
左側の崖を見ると、樹木が林立しているのが分かる。夏場は、葉で隠されているので、このような光景を見ることは出来ない。手前に樹皮の黒っぽい樹が見える。この樹はエゴノキになる。ここの崖には何本かが見られる。奥にあるのは主にコナラの大木である。
前方に中の池が見え、少し明るくなってきた。手前にコブシの樹が見え、それから先にはサワラの大木が何本も続いている。サワラとヒノキはよく似ている。葉の裏側の白色の気孔線模様がX型になっていれば、サワラになる。手が届く所に葉があれば、いつも確認することにしている。
中の池と下ノ池を結ぶ堤に出た。ここの堤にはイチョウ、ヤナギとヨコハマヒザクラがある。サクラの咲くころは、赤みがかったヨコハマヒザクラが見事な光景をつくり出す。両側にあるシダレヤナギの樹形も見栄えがいい。
撮影:12月23日
記 平成28年12月26日(月)