チガヤが咲いている
12月29日(木)
樹木の分布を調べながら歩いていくと、今まで調べてきたことが何か整理されてくる気がする。オトメツバキ、カンヒザクラを見て進み、パークセンターの広場へ出てきた。
ここからいつものように水路沿いに進んだ。先日、別の公園で、ツワブキが再び咲き出した光景を見ていたので、ここではどうなっているか興味があった。早速、ツワブキのところへ行くと、期待は外れ、花の姿はなかった。「これがツワブキ・・・」と思える姿になっていた。その姿は、タンポポを大型にしたものである。よく考えれば、ツワブキはキク科である。果実がタンポポに似ていても不思議でない。
次に気になっているのはミツマタである。近づくと、株全体が前回よりひとまわり大きくなっているように思えた。実際に1つの頭状花を見ると、一回り大きくなっている。1つの頭状花がこれだけ大きくなっているのだから、頭状花の数の倍数大きくなっていることになる。更によく見ると、1つ1つの蕾も外へ出始めている。
一回り大きくなったミツマタ
湿地を見ると、白色の穂が何本も立ち並んでいる珍しい光景が見えてきた。この穂として考えられるのはチガヤである。それにしても、今頃チガヤは穂を付けるのであろうか。調べると、秋、それも寒さが増す頃に生える背丈の低いチガヤがあるという。若しかしたらこれがそうかもしれないと思った。手に取って調べられないのが残念だ。
チガヤ
サンシュユを見逃してネコヤナギのところへ来てしまった。観察結果をまとめている段階で気が付いたので、元へは戻れない。ネコヤナギの紅い冬芽を見ていると、大分大きく膨らんでいるものが見えてきた。しかし、まだ白色の毛に纏われた冬芽は1つもない。
ネコヤナギの冬芽
撮影:12月23日
記 平成28年12月25日(日)