公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

いろいろなサクラの冬芽

314日(火)
 
 コリア庭園から下ノ池沿いにいろいろな種類のサクラの樹が植えられている。今は見ても変哲の無い風景だが、あと1月もすると、別世界へと変身する。現在の冬芽の様子を見え置きたいと思い、撮影した。ただ、冬芽は望遠で撮影しなければならないので、焦点の合わせが上手くいかなかった。
 
 「フゲンゾウの花は、二本の突き出た雌しべの形が象の鼻に似ているという変わりものである」というが、まだ、このような形をした花を見ていない。何時かみたいと思っている。冬芽の写真を撮ったが、以前ほど鮮明でなかった。今の段階で分かることは、他の冬芽より細長いという程度である。
イメージ 1
 フゲンゾウの冬芽

 ベニオオシマ、名前からオオシマザクラの赤味が強いサクラを連想する。昨年の記録によると、「赤く色づき、八重になっている。萼筒はオオシマザクラに似ており、緑色で、毛が無い」と記録している。この写真も鮮明に撮影できなかった。見た感じはオオシマザクらに似ている。先端の部分に黄緑色の部分が現れ始めている。
イメージ 2
 ベニオオシマの冬芽

 兼六園菊桜がある。ヨコハマヒザクラの片方の親としてケンロクエンクマガイのサクラの名前は知っていたが、同じ兼六園の名前がつくもので、「兼六園菊桜」という名前を知ることになった。ところが調べていくと、兼六園菊桜が大変有名なサクラであることが分かって来た。資料によると、日本で一つしかなかった天然記念物と言われ、兼六園には2代目が現存されている。一つの花に花びらが300枚以上つく見事なヤエザクラで、2週間ぐらいの間に濃紅、薄紅、白と色が変わっていく特徴があるという。今年はぜひ見てみたいものである。冬芽の写真を撮ったが、この写真も鮮明でないのでよく分からない。冬芽の芽鱗は暗赤色で、毛がないように見える。オオシマザクラの冬芽に近いような気がする。
イメージ 3
 兼六園菊桜の冬芽
 
 カンザン、このサクラは自宅近くの公園にある八重のサクラと同じと思われる。この冬芽は日頃よく見ている。楕円形で、赤褐色をした冬芽である。芽鱗の表面には毛がないようだが、縁には多少毛があるようだ。この花はソメイヨシノよりも開花が遅い。
イメージ 4
 カンザンの冬芽

 ソメイヨシノの冬芽は先程見てきたが、再度見直してみた。見たところ大分膨らみ、大きくなってきたようだが、計測すると、長さは9㎜ぐらいで、それほど大きくはなっていない。芽鱗は毛深いが、冬芽の先の方が明るい色に変わってきていることが分かる。
イメージ 5

撮影:39

  記  平成29310日(金