さらにオオイヌノフグリの花の寿命を追求する
3月7日(木)
大変よい天気が続く。今日も風がなく暖かい。
早速課題になっているオオイヌノフグリを見に行った。どういう訳か第1の観察場所の花は咲いている(今日で5日目)。咲き方は前日と同じように一番小さな花びらが折れ曲がっている。どうしてこうなっているのか不思議である。近くの花も昨日と同じように咲いている。
5日間咲いている
第2のものは、昨日の夕方萎んだものだが回復して咲いている。花の寿命が1日ではないことを物語っている。
昨日咲いた花が再度咲いている
第3のものは、まだ日陰であるのか、花は開いていない。しかし開くのではないかと予想される。
これも昨日開花した花
午後には咲き出した
第4のものは、2つの花が落ちでいる。この二つの花は花の寿命が1日であることを示唆している。
昨日開花したが、花が落ちている
文献や資料はないものか調べているが、なかなか見つからない。インターネットで、下記の2つの資料を見つけた。
オオイヌノフグリは日中花を開いて、夕方に閉じるときにポロリと花冠が落下します。 なんとなく1日で花が終わってしまうのかな・・・と思っていましたが、今回オオイヌノフグリの花を撮影していて、花は2日または3日開いたり閉じたりしていることがわかりました。
また、花が開くのは光だけではなく、どうやら気温にも関係がありそうです。 晴れた日でも気温が低く北風が吹く寒い日には、オオイヌノフグリは花を開きませんでした。
・書籍には「一日花」と書かれているが、同じ株に咲いた6つの花のうち3つは日が暮れても落ちず、花を閉じて翌朝再び開花した!
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オオイヌノフグリの寿命が1日でないことが報告されている。観察事実から考えられるのは、「オオイヌノフグリ花の寿命は絶対に1日である」とはいえない。「条件次第では寿命が1日でなく、2日、3日のこともある」ということになる。
「寿命が1日である」というところに不思議さを感じ調べたら、こんなにも長くなってしまった。これでも、明確な解答は得られていない。追求し始めると限りなく続く。
平成25年3月6日(水)