ソメイヨシノ、オオシマザクラが咲く
3月20日(水)
急に初夏の様子を呈して、外へ出ると上着がいらない状況になってきた。昨日の荒れ狂った春の台風がうそのようである。
今日は近くの小学校で卒業式が行われる。サクラがほころび、風がなく卒業式にはもってこいの日和である。
公園の草木が活動を始めてくると、あっという間に花をつけたり、葉をつけたりする。このごろは毎日見ないと、記録が飛んでしまう。
ソメイヨシノの開花を見たのが、先週の金曜日、その時はたった1輪だった。それから4日目、すでに白っぽい花が沢山見えている。遠くからでも、明らかにサクラが咲いていることが分かる。ソメイヨシノは最初の蕾から3-4つの花茎が出て、その先に1つ1つ花が咲く。花の咲いているところを拡大してみると、花数が多いので密集していることが分かる。
ソメイヨシノの開花
ソメイヨシノ隣にあるオオシマザクラも花びらが開いた。オオシマザクラは葉も同時に出ている。葉があるだけソメイヨシノのように花は目立たないが、近づいてみると花の美しさが分かる。葉の緑がバックになるので、花が浮き出て見える。葉が出ているので、葉を写真にとって見た。出たての初な葉は、先がまだよじれていて細く伸びている。大きな特徴は葉の鋸歯にある。三角状の先端は細長く伸びている。
オオシマザクラの開花
オオシマザクラの葉
オオシマザクラの花
先週末から公園の花壇は賑やかになってきている。強い臭気を漂わせるハナニラが楽しそうに日向ぼっこをしているように咲き、そのそばで、スイートアリッサムが小さな花をつけている。チューリップは葉の間に蕾を持ち始めている。注意してみると、中には赤く色づいている蕾もある。
あちらこちらに次々と花が咲いてくるので、環境が毎日変わってしまう。見るたびに、昨年の記憶を呼び起こさないと、一瞬、「これは何だったか」と「思ってしまう。ここに赤い蕾が現れた。シダレザクラである。「ずいぶん早いなぁ」と思った。
シダレザクラの蕾
ハナモモの蕾が白く膨らんでいる。よく見ると、1つの花が開いている。モモは蕾の段階はウメやサクラより毛が多いことは確認できたが、1箇所から複数の芽を出すというので注意してみている。しかし、なかなか確認できない。さらに時間を待たなくてはならないのだろうか。
ハナモモの花
ハナズオウが赤く色づいてきた。昨日までこのような気配はなかったと思ったが、今日見ると赤い粒が見えている。この粒が花として開くのも時間問題だろう。
ハナズオウの蕾
記 平成25年3月19日(火)