公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

オオイヌノフグリの花の寿命を調べる

36日(水)
 
  ここ数日オオイヌノフグリの花の寿命に挑戦している。今日は、暖かく、しかも風はない。絶好の観察日和になった。
 今日は計6回観察したことになる。123回目は、先日に目印をつけたものを中心に観察した(第1)。3回目からは他に観察場所を新たに設けて同じような観察を続けた(第2、第3、第4)。
 
1回目 855分ごろ
 第1
 今日も咲きそうな感じがする。一体どうなっているのだろうか。
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2回目 1020分ごろ
 第1
 やはり咲いている。ただ一番小さな花びらだけが折れ曲がっている。他の花については目印をつけておかなかったので、正確さにかけるがやはり咲き出しているようだ。
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3回目 1310分ごろ
1 
 一番小さな花びらが著しく内側へ曲がってきているが、よく咲いている。他の花はみんなよく咲いている。
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4回目  1420分ごろ
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 やや日陰に入ったせいか、すべての花が萎み始めている。目印をつけた花は、どういう訳か萎み方が少ない。
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新たに設けた観察場所
2、第3、第4
 比較するために他の場所の花にも目印をつけた。こちらは日がよく当たっているせいか、花はどれもよく開いている。花びらの開閉は太陽の日の辺りに大きな影響を受けていることが分かる。
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5回目 1530分ごろ
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 前回と同様、すべての花が萎み始めているのに、目印をつけた花は、どういう訳か萎み方が少ない。ほとんど変わっていないように見える。
 他の観察場所の花は何れもよく咲いている。第3場所だけは撮影を忘れてしまった。
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3 記録なし
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6回目 1650分ごろ
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 かなり縮んでいるが、目印をつけた花だけは少し口をあけている。
 他の場所のも萎みがかなり進んでいる。
第1    
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2については花びらがなくなっていた。
第2  
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第3     記録なし
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考察
 花の寿命が1日とすれば、花が咲いた翌日には花は咲かないはずである。ところが、初日に観察した花で考えると、そのようなことはなかった。3日後であっても開花を見ることができた。3日目で観察した第2の花では、その日のうちに花は散っていた。この花については寿命が1日ということがいえそうな気がする。あと、他の場所の結果を見ると何とか結論的なことが言えそうである。果たしてどのような結果になるか、興味がある。
 オオイヌノフグリの開花は太陽に日照時間に大きな影響を受けている気がする。太陽があまり照らない日は、もしかしたら翌日も開花するのではないかと思える。その反対に、充分太陽の光を受けた翌日は開花しないかもしれない。いまの春先と夏近くの場合では日照時間がかなり違ってくるので、そのときには翌日は開花しないかもしれない。そういうことを考えると、今後たびたび同じような観察をしてみる必要があるようだ。その結果を見ないと、「オオイヌノフグリの花の寿命が1日である」ということの判断は簡単に下せないと思う。このような観察を行った経験のある人に参考意見をいただきたい。
 
  
  記  平成25年3月5日(火)