エノコログサとオオニシキソウ
8月28日(火)
暑く、公園の花にも大きな変化がない。しばらく行かなかった浦島公園へ行ってみた。公園の入り口付近は除草されエノコログサやヒメムカシヨモギなどはほとんどなくなっていた。しかし、人の手が入るそばから新しい芽生えが起こっている。
芽生えの中に写真のように細く下の方が赤みを帯びているものがあった。
新しい芽生え 名前は?
葉は細長く、先へ行くに連れ次第に細くなっている。葉鞘には白色の毛が密生している。これはなんというものか考えた。葉が細く、長いのでエノコログサではない気がする。では何だろうか。この辺はエノコログサ、ヒメムカシヨモギで占められていたことから考えると、どうしてもエノコログサに行き着く。葉の耳の赤い斑点を見た。ありそうで、明確ではない。葉の中央に赤い筋が見える。周りを見ながら考えた。すると、同じ小さなものでもエノコログサの穂をつけているものがあった。やはり、エノコログサだった。葉、茎、花と揃っていない状態で名前を決めていくことは難しい。いろいろな成長時期をよく観察しておくことが大切であることを知らされた。
葉は細長い 葉鞘には白色の毛が密生
大きめなエノコログサ
オオエノコロ?
駐輪場の裏に一味違ったエノコログサがあった。この穂は、よく見かけるエノコログサより一回り細く、しまっているように見える。ムラサキエノコロともやや違う。「キンエノコロ」の名前が出てきた。昨年もこのあたりに、今頃たくさん出ていたことを思い出す。
キンエノコロ
キンエノコロ
中央の植え込みにオオニシキソウがあり、小さな花をつけていた。昨年も見たのだが、この小さな花をよく捉えることが出来なかった。今日は4枚の白い花びらがよく開いている。「花の近くにある丸いものは何だろう」と思い調べてみた。そうすると、総包だという。さらに調べると、この花は集散花序であるという(牧野植物図鑑)。他の花とは少し違った面白そうな花の様らしい。詳細は別の機会に書きたいと思う。
オオニシキソウの花
記 平成24年8月28日(火)