公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

キクイモが咲く

822日(水)
 
 立町見晴らし公園の下を通り、浦島小学校裏の藪を見に行った。先日、籔を下から見て、開発の難を逃れ手いることを知った。わずかだが自然状態が残されている。
 斜面にはヤブマオが花をつけていた。花といてもこれが花と思う知れもので、小さいのでよく分からない。葉は大きな楕円形をし、毛が密生していて、触るとふかふかした感触がある。葉柄の脇から花茎を斜めに伸ばし、それに小さな花を密生させている。カメラを接写させてみたが。細部を見ることは出来なかった。
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 ヤブマオ
 
 ミズキやタブノキの陰にノブドウがあった。これに似ている仲間にエビヅル、ヤマブドウなどがあり、なかなか区別が難しい。エビズルの葉の裏側は褐色で毛が密生している。ヤマブドウの果実は垂れ下がる。こういう点から判断すると、これはノブドウというそうだ。山間部へ行けば、このようなつる性の植物に出会えるが、都会では見るチャンスがなかなかない。以前は、けっこう見ていたものだが、崖なども少なくなり、あまり見かけられなくなってしまった。
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 左に籔を見て階段を下っていくと、籔の中に黄色いものが目に付いた。どうもキクイモの感じがする。この辺りにあったか、記憶にはなかった。葉を見ると対生で、細長い楕円形をしている。花の形からにしても、キクイモに間違いないようだ。夏に咲く花だが、随分早く咲いた。他所ではまだ開花状況が見られない。
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キクイモ
 
 ヘクソカズラ、カナムグラが猛威を振るっている。つる性植物なので、場所を選ぶことなく、どこまでも這い上り、伸びていく。これらに絡まれ、襲われたら、つる性植物の勢力が衰え、枯れてくれるのを待つしか手がないように思える。
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 カナムグラ
 
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 カナムグラの花
 
 
  記  平成24822日(水)