シラカシ、マタバシイ、スダジイ、ウバメガシの果実を見る
平成24年8月12日(日)
サルスベリを見ながら他の樹木や雑草なども観察した。土手や日の当たるところではスズメノヒエが大繁茂していた。他の草と比べると一段穂が高く伸びているのでかなりの範囲を占めていることがわかる。スズメノヒエの中にメヒシバ、ヘラオオバコもけっこう多く混ざっていることが分かる。日当たりがあまり強くないところにはヒメジョオンの姿もあった。ただ、一時期の勢いは感じられなかった。
スズメノヒエが大繁茂
樹木では果実を見ることが出来た。斜面にあるイイギリの丸い果実は随分大きくなりぶどうの房を思わせるようにまでなってきた。ナンキンハゼの果実も先がとがり、栗のような形になってきた。中に種子が出来始めていることが想像できる。
イイギリの丸い果実 ナンキンハゼの果実
シラカシをよく見た。この樹木の花を見る機会を逸した。今見ると、最近咲いた形跡がある。いくつか穂がついている。また、樹の下には穂がたくさん落ちている。注意してみていたのだが、もう花は終わってしまった。果実も前から探しているが、これというものが見つかっていなかった。葉を掻き分けよく探すと、小さいのがいくつかあった。このちいさな形にもあのシラカシの果実になっていく要素を知ることが出来る。
マタバシイ、スダジイの果実は大きくなっている。もう落ちてもおかしくないほど熟しているのもありそうだ。特にマテバシイはドングリの形が明確になってきている。ウバメガシの果実も大きくなっている。ややつぶれた球形になっている。表面にはうろこのようなものがたくさんついている。
マタバシイの果実
スダジイの果実
ウバメガシの果実
記 平成24年8月10日(金)