公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

サルスベリの花数が増える 続エノコログサを調べる

718日(水)
 
 梅雨があけ暑さが本格的になってきた。日中は帽子をかぶらないと外へ出られない。家の中はむんむんする。我が家ではエアコンを使うほど厳しくはないが、扇風機のかけっぱなしだ。
 浦島公園では、先日サルスベリが咲き出し、あっという間に花の数が増え、暑さを凌がせてくれる雰囲気をかもし出してくれている。炎天下だが、この花を見ていると、心が和み、暑さをひと時忘れさせてくれる。
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 場所を変えて、エノコログサの調査をした。エノコログサ、アキエノコロ、オオエノコロどこが違うのだろうか。簡単に見分ける方法はないものだろうか。葉が短いものにはすべて赤褐色の斑点がある。この点はやはり確かだ。背丈の低いもの、これは典型的なエノコログサになる。背丈の高いもの、この中でも赤褐色の斑点があれば、葉も短いので、エノコログサといえる。ただ、葉の色が気持ち程度違うような気はする。赤褐色の斑点がないもので、葉が短く、背丈が低いものは見つからない。すべて背丈が高く、葉が長くて大型になっている。このエノコログサの名前はアキエノコロ、オオエノコロ…この辺を知りたいと思っている。オオエノコロの起源には2つの説がある。1つはエノコログサが変化してきた説。2つ目はエノコログサとアワの雑種。2つ目の方は小麦のルーツの発見者木原均博士が実証して見せている。1の説のものも発見されているという。
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 エノコログサの穂の先が割れているものがある。2例が見つかった。葉の耳を見ると、いずれも赤褐色の斑点がある。エノコログサの変種といえる。「元々穂は何本にも枝分かれするもの、エノコログサはそれが1本になってきたのだからいくつかに分かれても当然である」との説明もあった。この辺は少し分かりにくい。ただ、このように穂が何本にも分かれていくと、「アワ」に近づくのではないかと思う。
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             エノコログサの変種                               赤褐色の斑点がある
 
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              エノコログサの変種                              赤褐色の斑点がある
 
 
  記  平成24718日(木)