公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

岸根公園 モッコク が咲く

77日(土)
 
 岸根公園の樹木を見ながら公園を歩いたとき、そばで見かけた花についてまとめてみました。
 
 坂を上り切ったところに野球場がある。今日は1組らしいチームが練習をしていた。内野グランドは使わず、外野の芝生地を利用していた。一人が打ち、他の人は守備についていた。時たまフェンスを越えるボールもあった。
 野球場の脇に垣根としてアベリアが植えられ、咲いていた。白っぽい花をたくさんつけている。本来はハナゾノツクバネウツギ、ハナツクバネウツギという。長いので今は簡単にアベリアと呼んでいるとのこと。
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アベリア
 
 坂を上りきると右側が谷になっており、下は小さな子達の遊び場になっている。ここからは緩やかな斜面でつながっている。ここは小さな丘のようにも見える。この丘の縁にいろいろな樹木が植えられており、その中にクチナシがあり、いま白色の花びらをつけている。蕾から咲き始めた頃がみずみずしい白色で、花びらにも艶があり、きれいに見える。花びらが大きく開いてしまうと、花びらに艶がなくなり、中のほうが黄ばんで、醜くなってしまう。
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クチナシの垣根
 
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           クチナシの花                     クチナシの蕾
 
 中央広場の中に大きく剪定されたサルスベリがある。「こんなに剪定されて大丈夫か」と思い、見続けていたが、葉をつけると元気を取り戻してきた。もうすぐ花の時期になるが、花を咲かせてくれるだろうか。このサルスベリの足元を見ると雑草が生い茂っていた。その中にイヌビエがあり、穂をつけていた。空き地ならどこでも見られるものだが、最近は見る機会が少なくなった。田んぼや畑へ行くことがないせいかもしれない。ちょっと調べようと写真を撮った。
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           イヌビエの株                     イヌビエの小穂
 
 ひょうたん広場の入り口の一角にモッコクが何本かある。「花が咲いているかな」と覗くとポツン、ポツンと見ることが出来た。写真に撮れそうなのを探していると、日がよく当たる枝先にはけっこう咲いていた。淡黄色の花びらが5枚見える。雄しべはたくさんある。花はどれも下を向いているので、写真に撮ると暗くなってしまう。なかなかうまく撮れないものである。
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モッコク 
 
 ひょうたん広場の外周を左回りに進むと、ツツジがありその後方にスダジイ、ヤマモモ、クスノキなどがある。手前には小さな花壇も整備されている。花壇の脇にこの公園に1本しかないタイサンボクがある。白色の大きな花を咲かせる。6月初め花が咲き始めているのを見た。それから約一月が過ぎた。「もう花期が終わり、見ることは出来ない」と思い、諦めながら近づくと、左の方にたった1つの花が健在だった。しかも、咲いて間もない状態であり、花びらに艶があり、みずみずしさが感じられた。1ヶ月もたち、諦めていたものが実現しうれしかった。
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タイサンボク
 
 右にクスノキ左にヤマモモを見て進むと、右にサクラの樹が見えてくる。そのサクラの樹の奥まったところにモッコクがある。「ここのはどうだろうか」と寄ってみた。やはり咲き始めている。写真を撮ろうと茂みはいると、その表面にヘクソカズラの花を見た。クチナシのところで見たときは蕾だったが、ここでは咲いている。ますます夏になった実感が出てきた。円筒状で先が5つに割れている。中は紅紫色をしている。目立たないが、写真に撮るとさまになっている。
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 今日の目的であるネムノキの写真を撮りに行った。ネムノキは来たときの丘から見たくぼ地の中にある。子供たちの遊び場にある。ここに1本植えられている。他所は、花が咲き出していたので、「ここのはどうなっているのか?」これを知ることが今日の目的だった。やはり咲いている。上の方に咲いている。形のよさそうなのを探した。ちょうどうまく低いところにもあったので、アップして写真に収めた。針のように見えるものが扇状に並んでいる。下が白く上に行くに従ってピンク色を帯びている。見れば見るほど面白い形をした花だと思えてくる。
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ネムノキ
 
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              アップ                       さらにアップ
 
 
 記  平成2475日(木)