ネジバナ(モジズリ) 右巻き・左巻き
7月5日(木)
どんな雑草が生き延び、頑張って生きているか、さらに追い求めた。亀住町からの入り口付近にオレンジ色のユリが咲き始めていた。「ヤブカンゾウ」という名のだろうか。暑い中に鮮やかな色を示す花は人目を引きつけ、暑さを吹き飛ばすエネルギーを与えてくれる。
刈られても、シロツメクサは残っていた。ここの空き地一面に広がっている。芝生地には必ず見る。やはり繁殖力が旺盛なのだろうか。そのシロツメクサに混ざって、ヒメジョオンやホソムギが背丈を伸ばしている。やはり競争し、何とか生き延びようとしているのだろう。シロツメクサの大群にどのような対抗方法を身見つけているのだろうか。今は背丈が高くなっているから、光の競争には勝てる。知りたいのは芽生えてくる段階の方法である。ロゼット型をしていたこと、それと根の張り方に要因があるのではないかと思う。
ヒメジョオン ホソムギ
シマスズメノヒエが残っていた。大株になり大繁殖していたが、刈られてしまうと、その存在が薄れてしまう。しかし、強いものは残っているのですね。しっかり穂を立て花を咲かせている。シマスズメノヒエ、タチスズメノヒエなどがあるが。花粉が黒色、小穂に毛があるこのなどの特徴から考えるとシマスズメノヒエでいいと思う。
参考:平成23年7月23日(土)「スズメノヒエについて」
シマスズメノヒエ
葉 穂
観察ついでにJR線に沿った土手を見た。ピンクの小さな花が咲いていた。ネジバナ(モジズリ)である。1本だけと思ったら、何本も咲いていた。いつか右巻きか、左巻きかという本を読んだことが思い出した。ネジバナ(モジズリ)はどうなっているのか、調べるのにはちょうどいい機会だった。上から見て、右巻き、左巻きを調べた。よく見るとどちらもあった。左巻きの方が多かったような気がする。場所によると思う。
右巻き
観察を終え、貸し倉庫のところへ来ると、セイバンモロコシの穂が出ていた。思わず、「早いなあ」と思った。30度を越す日々になっているのだから、考えれば不思議なことはないと思う。この穂が大きく開いたのを見ると、「真夏になった」と感じってくる。
セイバンモロコシ
記 平成24年7月5日(木)