公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

サンゴジュ、アオギリが咲く

6月9日(土)
 
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ケヤキがつくる木陰
 
 今日は夏の陽気で暑い。天気がいいので、神奈川公園で気になっているタラヨウ、サンゴジュ、アオギリの花の様子を見に行った。道路を歩くときは汗が出てきたが、公園に入ると、ホッとした。大きなケヤキが日陰をつくっているので、涼しい場所になっている。 早速タラヨウを見た。先日は小さな緑色の果実のようだったが、今日見ているのも、どうも花ではないようだ。写真に撮り拡大してみるが、花が終わり、果実の形成期に入っているように見受ける。残念だが、今年は花を見ることが出来なかったことになる。諦め切れず上の方に花を探すが、どれもこれも果実のようだ。
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タラヨウの果実
 
 サンゴジュを見た。枝先に白色のものが目立つ。先日よりも幾分大きめになっている。もしかしたら開花しているかもしれない。そう思いながら近づくと、蕾が大きくなり、いくつか開花していた。開花しているものをカメラで撮影しようとしたが、ちょっと高くてピンと合わせが難しい。太陽との位置関係が悪いのが、画面が暗くなったりする。「踏み台になるものはないかなあ」と見回したが、そういうものはない。望遠をきかして撮影したが、思うような結果が得られなかった。
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サンゴジュ 
 
 アオギリの花のありそうな位置はタラヨウ、サンゴジュよりさらに高い。どこを見ても花らしものは見つからない。この公園には4箇所にアオギリがある。次々とすべてを見たが、いずれも同じ状況だった。結局、最初に戻り、「先日花かなあ」と思ったところに焦点を絞って、写真を撮り、拡大してみた。どうやらこれが花らしい感じがする。いろいろな角度から撮ってみるが、位置が高いので、おのずと限界がある。
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 アオギリの花
 
 神奈川公園は雑草などについて調べるのにもいいフィールドになっている。樹木を一時離れ、雑草を見てみると、ケヤキなどが生い茂る日陰などでは、背丈の低い雑草は入れない状況になっているため、ヒミメジョオンを主体に背丈の高い雑草が最盛期を迎えている。そして、ここから少しはなれたところでは、アズズマネザサが生い茂っている。背丈の低いものから背丈の高いものそしてアズマネザサへと移り変わる生態系の遷移を見ることが出来る。いわゆるここの公園ではしばらく人の手が入っていないことが分かる。
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ヒミメジョオンなどの背丈の高い雑草
 
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アズマネザサ
 
  記 平成24年6月9日(土)