公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

神奈川公園 クロガネモチの花を見る

6月2日(土)
 
 神奈川公園へ行くと、ケヤキの下に雑草が生い茂っている。自然の姿が美しく見える。雑草が伸びてくると、刈りたくなると思うが、刈らないで、自然の成り行きに任せておくのも趣がある。茂みにの入り口付近にムラサキツユクサが咲いていた。草の緑色をバックに紫色が引き立っている。
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 そろそろサンゴジュも花をつけているかなと樹の近くに寄って行った。先日と同じように小さな蕾がいっぱい枝先についている。だが、まだ開花していない。1つぐらい咲きだしているのではと、カメラで拡大したが、開花している様子はなかった。
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サンゴジュ 
 
 若い枝が緑色したアオギリがある。これはいつ花を咲かせるのだろうか。枝先に新芽か花芽か、何かの兆しが見えてきている。拡大して見たが、まだよく分からない。産毛のようなもので覆われている様子は分かる。花芽になりそうに思えるが、もう少し時間が必要だ。
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 タラヨウについても気になった。今頃咲くというので注意して見ているが、この写真は蕾なのか、それとも果実なのか何ともいえない。高いとこにあるので手が届かない。もっとよく見たいのだが、残念だ。何回も来て見続けるより方法がない。次回来るときはどうなっているだろうか。今のが蕾であってほしいと願っている。
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タラヨウ


 交差点の近くにクロガネモチが2本ある。トウネズミモチの花を見た後なので、クロガネモチはどういう状況になっているのか気になっていた。脇から近づくと、小さな白い塊が見えた。どうも花らしいので、カメラでアップしてみた。やはり花だった。クロガネモチは雌雄が異株であるというが、この樹は赤い果実が出来たので、これは雌株になる。従って、この花は雌花になる。花弁は6枚あり、外側へ少し反り返っている。花びらの根元からピンク色をしたものが出ているが、これは何だろうか。これは雄しべになるのだろうか。
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      クロガネモチ                            クロガネモチの小花
 
 以前、陸橋からクロガネモチの赤い果実がよく見えたので、再び陸橋に上ってみると、そこで目にしたのは、クロガネモチでなくトチノキの果実だった。日陰向きなのか、クロガネモチの花はよく見えなかった。その代わり、トチノキの果実が出来始めるところを目にすることが出来た。予想外の成果だった。
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トチノキ

 
 
  記  平成24年5月29日(火)