岸根公園のエノキと神奈川公園のムクノキ
6月1日(金)
やや風があったが、岸根公園で見たエノキに確信がもてず、ムクノキとの違いを調べるために滝の川公園へ行った。ここにはムクノキがある。滝の川公園のムクノキは間違いないと思う。どちらも花は終わっているようで、手がかりになるのは葉と果実それに木肌である。岸根公園、滝の川公園のどちらも葉や果実が高いところにあるので、不明確の点が多い。緑色をした球形の果実がついているところは共通している。果実の数は岸根公園の方がずっと多い。
下の方に葉が出ていたのでよく見た。鋸歯は基の方まであり、支脈の先端は鋸歯まで達している。以上から判断すると、滝の川公園のものと岸根公園のものは少し違うのではないかと思えてきた。幹も比較してみた。岸根公園のものは暗緑色で、皮目などは見られない。滝の川公園のものは老木のせいか、下の方は皮目が明確になっている。以上のことから判断すると、滝の川公園のものはムクノキ、岸根公園のものはエノキと思える。
表 裏
トウネズミモチの先端に花のようなのがつき始めている。この花も高いところにあり、しかも小さい。カメラで拡大してみると、皆蕾の状態で、開花はまだのようだ。これによく似たものにネズミモチがある。ネズミモチはトウネズミモチよりは小振りであるという。葉を透かしてみたとき、葉脈の部分が透けて見えるのがトウネズミモチ、透けないのがネズミモチ。葉の先端の形も違うという。このようないくつかの違いによって2つは区別がつく。さらに似たものにモチノキ、クロガネモチ…などがある。それぞれについてどこが違うのか調べようと思っている。
滝の川公園を去ろうとすると、ドクダミに気づいた。既にいろいろなところで目にしたが、今年はまだ写真に撮っていなかったので写真に収めた。ついでにアップ写真を撮り、詳細を見ることにした。黄色く、やくをつけたのが雄花で、白っぽく、先端が3つに分かれて見えるのが雌花になるという。
記 平成24年5月29日(火)