公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

岸根公園 エゴノキ、ヤマボウシ、ユリノキの花を確認

5月20日(日)
 
 今日の岸根公園は、行楽日和でたくさんの人が出ていた。特に小さな子供を連れた親子が目に付いた。公園なので、安心して遊ばせておける。小さな子は自由気ままに歩いたり、駆けたり出来る。親は近くで見ていればいい。父親の中には、日陰で寝転んでいる姿もあった。この日ばかりは皆家族の触れ合いを存分に満喫していた。
 このような光景を見ながら、エゴノキヤマボウシそしてユリノキの花の様子を見て回った。先日見てからどのようになったかどの花も気になっていた。
 エゴノキはまだ咲き始めたばかりなので、そろそろ花の数を増していることと予想していた。ところが、エゴノキのところへいくと、地面に白い花びらがたくさん落ちていた。まさか、エゴノキではないだろうと思ったが、近くには白い花びらをつける樹木などはなかった。エゴノキの花が散り出していたのだった。そのことが分かったとき、唖然とした。「こんなに早く散ってしまうのかなあ」とつくづく思った。
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エゴノキとアブ
 
 
 先日見たヤマボウシは花が咲き出したのか、終わったのか、よく分からない状況だった。恐らく咲きはじめであろうと判断していたが、確信が持てないでいた。今日見ると、判断は間違っていなかったことが分かった。真直ぐに伸びた花茎の頂上に4枚の十字形をした花が付いていた。この4枚の花びらのようなもの(がく)の色が、先日は薄緑色だったが、白みが出てきていた。どのヤマボウシの樹も花茎を伸ばし、同じような花を咲かせていた。先日は、こんなにはたくさん咲いていなかった。
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 ユリノキの花は高いところにつく。従って、花の下からしか見ることが出来ない。花の中がどのようになっているのか見ることが出来ない。何とかして中は見られないものかと思っていた。今日見ると、下の方に咲き、中か見えそうなものが見つかった。カメラを向けて、少しアップしてみた。うまく撮れそうに思えた。花が大きいのに併せ、めしべ、雄しべが大きく、形が変わっている。このような雌しべ、雄しべを見るのは初めてだ。雌しべは下が太く円錐の形をしている。雄しべはたくさんあり、先にあるはずのやくが不明になっている。この花の状況からすると、既にやくは役目を終えて、無くなってしまったのかも知れない。
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 3つについては、その後の様子を確認することが出来た。エゴノキは次回行った時は、もう花の時期を終えていると思う。ヤマボウシは種類があるのか、ハナミズキの近くにあるものは上の方にいくつか花が咲いているだけで、花期を終えているようだ。ユリノキはまだまだこれからたくさん咲いてくると思える。
 
 もう1つタイサンボクが気になっていた。蕾が大きくなっていたので、もしかしたら、咲き出しているかと思ったが、まだだめでした。もうすぐ咲くことは間違いないので、花期を逃さないようにしたい。
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 タイサンボク
 
記  平成24年5月19日(土)