公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

吉野のサクラ 如意輪寺、吉水神社

4月27日(金)
 
 奥千本は途中で折り返し、上千本から如意輪寺へ向かうことにした。高城休息所の下から道があるというので道標に従って進んでいく。途中で道が二つに分かれている。ほとんど人が通らないので、この道でいいのか迷った。一足先に行った人と後から来た二人ずれと一緒になり思案した。不安だが、道標を信じて進んだ方がいいということで進むことにした。本格的な山道に入ってしまった。それでも下り坂なので、何とか進めた。もしこれが、上り坂だったら進んでいかなかったと思う。そんな山道だった。
 悪戦苦闘し山道を下ると、広い道に出た。ここはバスも通る道になっている。近くに如意輪寺のバス停があった。ここから少し下ると、如意輪寺に通じる道に出た。ここにくると山道とは違い、多くの人がいた。皆サクラ見のお客である。中に入るとソメイヨシノヤマザクラ、そしてシダレザクラが見事に咲いていた。
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 見事なシダレザクラ
 
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如意輪寺の境内
 
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如意輪寺の境内
 
 上千本辺りから見た下のサクラが、ここら辺りに相当する。斜面になっている境内を一巡して戻ると、茶店があり、そこでは葛餅等が食べられるようになっていた。疲れもあったので、一休みついでに葛餅を注文することにした。座敷へ上がると畳の上にはサクラの花びらが舞い降りていた。注文した葛が来る間、窓から外の景色を見た。見事な風景だった。午前中上ってきたサクラの林道が向こうの山にあるらしい。下を見ると、こちらも絶景だった。これから進む素晴らしい道を案内していた。この辺は中千本、サクラはソメイヨシノが主体で、満開である。風が吹くと、サクラの花びらが舞う。花見気分が絶頂点に達する。そんな気分が味わえる。葛餅は平たいそばのようになっていた。蜜と黄な粉をたっぷりつけおいしく食べることが出来た。
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窓から見えた風景
 
 如意輪寺を出て、山を下って行った。山の谷に入り、日陰が多くなってきた。山の斜面にはカキドオシ、ニリンソウタチツボスミレなど、いろいろな草花が咲き、心を癒してくれる。
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山の谷に見えるサクラ
 
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 最後に吉野ザクラの最高の見学場所、吉水神社へ寄った。ここから見るサクラは正しく絶景である。かの徳川家康豊臣秀吉もここから見たと伝えられている。当時はソメイヨシノではなくヤマザクラだったというが、華やかさにはかわりがない。ここへ着いたときは午後4時近くになっていた。写真を撮ったが、西日で日が弱く鮮明には撮ることが出来なかった。行くときにとっておけばと悔やまれた。
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吉水神社入り口
 
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吉水神社から見るサクラの山
 
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吉水神社の入り口にあったナシの樹
 
 
  記  平成24年4月18日(水)