京都 原谷園のしだれザクラ
4月20日(金)
見事なシダレザクラ
見事なシダレザクラ
目の前にピンク色の見事なシダレザクラが見える。入り口で圧倒された。ちょうど満開時でいつまで見ていても飽きない心酔状態にされてしまう。観賞に訪れた人の列が進まない。シダレザクラの写真を撮る人、サクラをバックに記念写真を撮る人…と皆が酔いしれている。人が入らないようにじっと撮影シーンを待ち続けている人もいる。
何とか1コマのシーンを撮り、中へ進むとさらに素晴らしい光景が展開してくる。純白なユキヤナギが無数の花をつけ緩やかなカーブを描いている。ピンクと白が描き出す見事なキャンパスが仕組まれている。どこを見ても絵になる光景をしている。入り口で感動していた人に動きが出てきて、広いサクラの園へと進み始めた。
八重のシダレザクラ
シダレザクラとヤマブキ
淡い黄色をしたトサミズキに似た樹があった。花は非常によく似ているが、少し小さ目であることからトサミズキとは違うらしい。先へ進むと、ヒウガミズキと書かれた名札を見つけた。こらが「ヒュウガミズキ」というのか。
ヒュウガミズキ
ユキヤナギをバックにミツマタの樹があった。枝が分かれるとき3本に分岐するところからミツマタと名づけられたといわれている。この樹も他の場所では既に夏期を終えている。筒状をした白色の花の先端が4つに割れている。そのオレンジ色の花びらは、みかんを思わせる。
アセビも咲いている。花がたわわで、そのふくよかさには人を引き寄せる魅力がある。ここはやや小高いところにあるせいか平地では花が終わっているものでもサクラと一緒に咲いている。
ツバキとボケの赤色が美しい。どの花の色も鮮明で美しいが、この赤色はその中でも一段と目立って美しい。
ツバキ
ボケ
これはサクラに似ているが。サクラではないと思える。花柄の長さのちがいでサクラとウメを見分けている。赤と白、何本かが並んでいた。その中に「ユスラウメ」と書かれた名札がかかっていた。ユスラウメ、名前の起源は分からないが、こういうウメもあるのかと新しく知ることが出来た。
ユスラウメ(白)
ユスラウメ(ピンク)
記 平成24年4月17日(火)