公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

岸根公園 ウメ・アセビが咲く

3月14日(水)
 
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 先月見た岸根公園のウメの蕾が、もう満開を過ぎてしまったのではないかと気になっていた。久しぶりに再会に行った。一番気になったウメの樹に近づくと、ウメはまだ咲き始めたところだった。まだ5分にもなっていなかった。来るのを待っていてくれたように思えた。紅梅をカメラに収めてから周りのウメの樹を見渡した。白梅、紅梅がたくさん蕾を持ちいくつかが咲き始めていた。日のよく当たる斜面のものほど多くの花が咲いていた。花が咲く前は、幹を見て「これはウメなのか」とは断定は難しかった。限りなくウメに近いとは思っていたが、花が咲き出し「ウメ」と断定することが出来た。
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 木陰にあったアセビも咲き出しているのではと思い、近づいてみた。予想通りきれいな花が咲いていた。山地や広い公園などに咲くアセビはきれいな色をしている。家の近くの公園のものは、どうも色が澄んでいないように見える。気のせいか、それともバックの緑のせいだろうか。
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 隣のシャクナゲは大きな蕾を持っていた。期待通り大きな花をつけてくれそうに見える。ビワは花を終え、果実が形成され始めている。緑色だが、着実に大きくふくらんでいる。
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                    シャクナゲ                                               ビワ
 
 多くのヤマボウシは落葉しているが、ここに葉をつけているヤマボウシがある。まだしっかり丸い果実をつけているのが分かる。辻井達一さんによると「枝は概して横に、つまり水平に近く張り出す。葉の縁には鋸歯や刻みはなく、やや波を打っている。葉の上面は濃い緑で裏面は白みを帯びた青色。両面に軟毛がある。葉脈はかなりはっきりして4ないし5本が主脈の両側に弧を描く。裏面にはその脈が特にはっきり浮き出しているのが見られる。」とある。枝の張り出しが気になるが、それ以外は大体共通しているようだ。さらに辻井達一さんは「落葉性の種類に対して、常緑の種類に、ナガハクマノミズキ(ヒマラヤヤマボウシ)というものがあり,これは常緑なので、トキワミズキという名も持つ・・・・」と書かれている。もしかしたら、ナガハクマノミズキ(ヒマラヤヤマボウシ)になるのかもしれない。
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 憩いの広場の葉のハナミズキの蕾が帽子をかぶったように見えてきた。前より膨らんできていることが分かる。
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 この樹木の名前は、芽が出ていないとき明確に出来なかった。コブシ?かと一時思ったが。幹を見るとどことなく違っているような気がしていた。今日見ると、枝の先に花芽が出ている。高い位置にあるので確認は難しいが、黒褐色で艶があることが分かる。この蕾をカメラに収め、先に進みトチノキのところに来たとき、「あれー、さっきと同じものではないか」と気がついた。再び元に返り、よく確認してみた。間違いない。さっきの樹はトチノキになる。今まで見ていたのは、幹が太く、大きなものばかりだった。これは細く小さい。樹皮の模様がはっきりしていなかったので、名前を決められなかった。注意してよく見ていると、「なるほど、そうか」と思えてきた。注意深く観察し続けないと、分かるものも分からないということを知った。
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 の近くにあるツバキが咲き始めていた。赤いもの、斑入りのものがあった。
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ツバキ 
 
 この樹木の名前は?。モッコクに似ているが葉は小さめである。葉の上部にうっすらと鋸歯があるように見える。この果実は非常に堅い、指で押してもへこみもしない。1つ採ってよく見ようとしたが、枝から引っ張っても離れることがなかった。「ヒメモッコク」というものがあるらしいが、これに該当するのだろうか。よく調べてみたい。
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ヒメモッコク? 
  
 
   記  平成24年3月14日(水)