岸根公園の樹木 12
2月12日(日)
ここの角を曲がると、スタート地点へ戻り、ランニングコースを1周したことになる。広場側にスダジイ、シラカシの緑が見え、向かい側に4本のモッコクが植えられた植え込みがある。最初に観察した日には赤い果実がついていた。葉は少し厚みがあり、先が幅広い。幹は灰黒色で、滑らかである。
モッコク 果実
岸根公園の樹木を調べようと思い立ったのが11月13日(日)。たいした予備知識もないままの挑戦で、最初に見たのが、中央広場のユリノキの壮観な景色だった。現れてくる樹木の名前を知ることに時間をかけた。いや、そうしなければならない事情があった。特徴をメモし、その樹木の全体、葉の表裏、そして幹とカメラに収め、家へ帰ってから名前を調べた。最初は手当たり次第に図鑑をめくっていたが、目指すものになかなか到達できなかった。普通の検索表は花のつくりが中心になっている。この時期では、樹木に花がないのでこれを使うことは出来ない。葉による野生植物の検索図鑑(阿部正敏著)が参考になった。これで見当をつけていき、牧野図鑑、寺崎図鑑、保育社の図鑑などで確認した。インターネットの中にもいろいろ参考になるホームページがあった。こちらは写真が鮮明で、図鑑の写真よりリアルなので分かりやすかった。中でも、「樹木検索くん」は候補を探し出すのに便利だった。
約3ヶ月である程度まとめることが出来た。岸根公園の樹木を調べることを柱に、近くのいくつかの公園も調べてみた。その中からヒントになるものが多く出てきた。1箇所だけでなく、平行していくつかに当たると、解決の糸口が出てくることが分かってきた。
記 平成24年2月12日(日)