公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

岸根公園の樹木 8

2月7日(火)
 
2ブロック
 
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 ランニングコースはここで左にカーブする
 
 ランニングコースはここで左にカーブする。このブロックは北東側にあるので日が当たりにくい。ランニングスペースの外側にあるケヤキの樹林帯が目にとまる。木肌に滑らかさを感じる。ところどころに不規則な剥げた模様があるが、これがケヤキの特徴にもなる。上へ伸びる高木の樹形が美しい。ケヤキの隣に幹に縦方向に割れ目がある何本かのクヌギがある。葉の主脈から出る葉脈は平行になっていて、その先が短い針のようになっている。
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                                  葉                                                                 幹
 
 広場側にはエンジュとトチノキが1本ずつ見える。エンジュはマメ科の樹木という。葉を見たかったが、観察したときには既になかった。トチノキには変わった葉がついている。枝先に、掌状に開いた大きな葉が何枚かついている。ホオノキの葉によく似ている。しかし、遠くからは違いは分からない。ホオノキの樹は、幹が灰白色で裂け目はなく、葉は全縁で鋸歯がない。一方、トチノキの幹には亀の甲状の裂け目が入っており、葉には浅い鋸歯が見られる。この辺を見ると見分けがつくらしい。葉を見ると、上の方についている。これではよく分からない。写真を撮り、パソコンで拡大してみたが縁のほうは不明であった。樹の肌には亀の甲状の割れ目模様が見られる。すると、明らかにホオノキではない。
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                                 葉                                                                 幹
 
 日のあたる南側へまわると、ウバメガシが連続して植えられている。最初にこの樹木を見たとき、スダジイかと思った。しかし、樹はスダジイだが葉が違うので、別の気がした。調べると、この仲間は数が多いので、すんなりとウバメガシの名前へ到達出来ないでいた。葉は楕円形をしていて、先が細まっているスダジイの葉とは明らかに違っている。葉の縁を見ると、外側へ反り返っている。図鑑で調べてみると、「ウバメガシ」が出てきた。事務所からいただいた一覧表にもウバメガシの名前が載っている。間違いないと思った。
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ウバメガシが連続する
 
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イメージ 10                                葉                                                                 幹
 
 右前方を見ると、島のような状態になっている樹木の一団がある。どんな種類があるか近づいてみた。ウバメガシ、スダジイシラカシキンモクセイ、ヤマモモなどを見ることができた。ここは1ブロックの広場側になっている。
 
記 平成24年2月7日(火)