公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

岸根公園の樹木 6

2月4日(土)
 
・せせらぎ広場外周の樹木
 
 せせらぎ広場の外周には、東側を除きたくさんの樹木が植えられている。そして、それぞれが大きく成長しており、素晴らしい景観となっている。今日は、この緑をつくる樹木について調べてみる。
 
 ・北側
  南側から太陽の光を受け、樹木は大きく成長している。右の方で、上へ伸びた高木がクスノキ。枝を広げ、幹が大分太くなっている。左の大部分を占めているのはマテバシイマテバシイクスノキのようには高くならず、横へ広がりを見せている。樹木の上の方は丸くなっている。
 
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北側
 
・西側
 広場からはいつも逆光になっているので暗くなっている。ここは、スダジイが主体になり、その間をマテバシイシラカシが埋めている。マテバシイシラカシの幹には割れ目が入っていないが、スダジイは割れ目が入っており、ごつごつしている。また、葉はほとんどが全縁に見える。
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西側
 
・南側
 クスノキシラカシが主体になっている。クスノキは高いところに葉を茂らせ、シラカシスダジイは葉をぎっしり付けているので太陽の光を遮っている。夏は広い日陰をつくり、憩いの広場をつくる。
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南側
 
・東側
 広場が開かれ、緩やかな斜面となって水辺へ通じている。遊具が設置され、家族の憩いの場になる。
 
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東側
 
 せせらぎ広場の外周はクスノキマテバシイスダジイシラカシの4種類の樹木で構成されている。これらの樹木をうまく組み合わせると、このように荘厳な樹林が生まれる。年数を経過するにつれ、それぞれの幹も縦、横に成長しそれぞれ固有の樹形を示してくる。単純といえば単純だが樹木を学習する初心者にはまことに分かりやすい場所である。
 
記  平成24年2月4日(土)