公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

節分追儺式

2月3日(金)
 
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先導車 
 
 風がなく温かい日になった。今日は節分です。町会では、神社の方や年男さん、年女さん達が出かけるお膳立てをします。寒く冷たいところをまわるので、少しでもからだを温めておくように婦人部長さんを中心におでんがつくられました。
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寒く冷たいところをまわるのでからだを温める
 
 10時過ぎ、本殿で出発の儀式が行われました。簡単に「節分」といいますが、正式には「節分追儺式」と呼んでいます。横浜市無形文化財に指定された伝統ある行事です。 
 儀式後、古風ないでたちをして各町内を歩きます。太鼓が先導して節分追儺式が行われることを告げていきます。一行は稚児さんを入れて約30余人ぐらいの規模になっています。“福は内、福は内”と大きな声で、福が来ることを祈願します。出会った人たちには福豆を渡します。
 新町へ出たところ、近くの小学校3年生が見学に来ていました。年男さん、年女さんは出迎えてくれた小学生に福豆を手渡しました。小学生は大喜びです。一行と一時一緒になり、節分追儺式を盛り上げてくれました。
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大喜びの小学生は
 
 一行はバスに乗り、立町、浦島丘の方へ行きました。バスの車窓から見る景色は年々変わってきています。家のあったところが空き地に、また家のなかったところに新しい家ができたりと大分変わってきました。
 各町内会館の前では恒例の儀式が行われます。儀式は「梓弓 つま引く夜半の遠音にも 鬼追うほどに春たちにけり」の和歌から始まります。弓を射り、最後に「福は内」と福を呼びます。各町内では、一行の接待をしてくれます。
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地域の人に福豆を配る
 
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 園児に福豆を配る
 
 遠方の町内で儀式を終え、最後に神社がある町内へ帰ってきます。時刻は4時を過ぎます。神社に帰るとたくさんの人が待ち構えてくれています。一行は、再び本殿に入り、節分追儺式が行われることを告げます。その後、境内に設置された舞台へ出て、最後の儀式を行います。境内へ参られた人たちへ福を授けます。「福は内、福は内」その後一行は、再度本殿へ入り無事節分追儺式が終了したことを告げます。
 ここからが一般に言う「豆まき」になります。すべて「福は内」です。境内へ参られた人は、それぞれ年男さん、年女さん達から福をもらって帰ります。
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節分風景
 
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 節分風景
 
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節分の余韻
 
 今年の節分追儺式は天候に恵まれ盛大に行われました。沢山の小学生が、一時一行の仲間入りをしてくれたことは嬉しいことでした。おかげで盛り上がるきっかけになりました。また、各町会の役員さん、婦人部の皆さんをはじめ、多くの方のご協力が大きな支えになりました。
 
  平成24年2月3日(金)