岸根公園の樹木 5
2月2日(木)
忍者のとりでの脇にローラ滑り台がある。小さな子供が楽しそうに声を上げて滑ってくる。下では親御さんが迎えている。楽しそうな風景である。ローラ滑り台から池に向かって、斜面に見られる樹木を調べてみる。
この一帯はモミジバフウで占められている。「モミジバフウとユリノキ」どこが違うのだろうか。幹を見ただけで区別するのはなかなか困難である。どちらも甲羅に似た皮目をしている。溝も浅く小さな模様もほとんど変わらない。強いて言えば「モミジバフウの溝の幅がやや広め、山の部分が狭い。ユリノキの山の部分はヘラで押されたように、平らになっている」程度しかいえない。幹だけでの判定には無理がありそうに思う。撮影したときにはまだ少し葉が残されていた。葉を見ると違いが出てくる。どちらにも深い切れ込みは見られるが、モミジバフウの方が切れ込みの数が多い。また、モミジバフウはモミジの葉に似ていて、全体的に角がある。ユリノキの葉には丸味がある。
池の近くへ行くとクヌギが1本ある。道を隔てもう1本あり、向かい合っている。池はサクラに囲まれている。水面近く枝を垂れているシダレザクラもある。花の咲くころは絶景な絵になりそうだ。斜面の後方には何本かのモミジバフウが構え、手前にハナミズキ、ヤマボウシが並んでいる。紅葉も終えようとしている時季でしたが、モミジバフウは多少紅葉の面影を残していた。
記 平成24年2月2日(木)