公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

反町公園の樹木 1

1月10日(火)
   
  公園にはたくさんの樹木が植樹されており、手入れがよくされている。町の中の緑の存在は、人の気持を穏やかにさせてくれる。緑が人に対して果たしている役割は図ることができないものがある。でも、いろいろな公園を見て1つ残念なことがある。それはほとんどの公園の樹木に名札が付けられていないことだ。樹木の名前が分かったら、いまよりもっと緑に親しさが生まれ、自然との付き合いが上手なれると思う。その点、この公園の樹木には、ポイントになるところに名札が付けられているので、一通りまわると大体の樹木の名前が分かるようになっている。樹木を調べる初心者には、なかなかいい学習の場が設定されている。
 樹木について皆目知識がないので、ここの公園から樹木を教わることにした。先生は公園の樹木である。最初に訪れたのは12月23日の午後でした。大きなクスノキが何本もあることは知っていたので、他にどんな樹木があるかカメラに収めることから始めた。
 タブノキらしき樹木があった。樹皮はクスノキに似ていて、縦方向に割れ目模様がある。しかし、クスノキほど深くはない。葉脈を見るとクスノキ独得の3脈とは違っている。葉をちぎって匂いをかぐと、タブの木はクスノキ同様独得のにおいがあるということで、実際にかいでみたが、どうもそのようなにおいは判らなかった。クスノキについても嗅いでみた。やはり不明だった。鼻の感覚が鈍っているのかもしれない。
イメージ 1
 
イメージ 2イメージ 3
          タブノキの葉                        タブノキの樹皮
 
 公園の西側に大きな葉をつけた樹木があった。葉に特徴があるので、葉を注意して見た。長く、大きな楕円形をしている。先は急に細まって、先端が尖っている。葉柄が長く、赤みを帯びている。この赤色が大変目立った。葉柄から視線を葉本体へ移すと、葉自体もやや赤みを帯びているように見えてきた。目の錯覚だろうか。何回か視線を移動させてみたが、同様だった。樹皮は黄土色~褐色に見えた。よく見ると小さな粒のような塊がたくさん付いており、それが縦方向に短い線のようになっている。名前が分からないので後で調べることにして先に回ると、同じような樹木が2本並んであった。この樹木には「ユズリハ」と名前が付けられていた。名前は聞いたことがあるが実物は確認していなかった。この程度のレベルで始めたので、名札は大きな力になってくれる。もう1度前の樹木に戻って観察した。間違いなくこの樹木名は「ユズリハ」といえる。後で図鑑等を使って確認できるように、葉や樹皮の特徴をメモし、カメラに収めた。
イメージ 4
 
イメージ 5イメージ 6
           ユズリハの葉                      ユズリハの樹皮
 
                                                                                                    
   記  平成24年1月10日(火)