公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ニワホコリが見つかる

11月5日(土)
 
 これがニワホコリかも知れない。夏ごろには咲くといわれていたが、今まで見ることがなく、コスズメガヤが出てきたとき、これがニワホコリではないかとも一時思いました。でもよく調べてみると違うことが分かってきました。きょうのは間違いなくニワホコリと思います。
運がよいことに、この二つが同じところに同時に咲いていたので比較が出来ました。
 
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                    ニワホコリ         スズメノカタビラ
 
比較表
比較項目
ニワホコリ
スズメノカタビラ
 全体の様子
全体が褐色、細身
2つの節があり、節ごとに曲がる
全体が緑色
節は1つで、そこで曲がる
背丈(cm)
12
11
花茎の数()
2
2
下の葉
株をなさない
株をなす
花茎の葉(枚数)
2
1
葉の長さ(cm)
5.5
3
葉の幅(mm)
2
3
葉の先端
次第に細くなる
急に細くなる
小穂のつく枝の数()
9
78
枝につく小穂の数()
2
2
小穂の長さ(mm)
2
3
 
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         ニワホコリの枝                   スズメノカタビラの 枝
 
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          ニワホコリの小穂                  スズメノカタビラの小穂 
 
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        ニワホコリの葉の先端                スズメノカタビラの葉の先端
 
 ニワホコリの方がスマートで、スズメノカタビラはずんぐりに見える。構造からして、スズメノカタビラの方が踏まれることには強いようだ。同じところに生育しているようだが、スズメノカタビラの方が適応性があり、広い範囲に見られる。
 
 
   記 平成23年11月5日(土)