公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

カナムグラが見つかる

10月29日()
 
 外に出ると公園の方から「天国と地獄」の軽快な音楽が流れてきた。保育園の運動会かもしれない。行くと、やはりそうだった。沢山の保護者に囲まれて、園児が演技をしていた。小さな子は見るだけで可愛い。演技をしている姿はいっそう可愛く映る。 
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  秋が深まり、見られる植物の数も少なくなってきた。刈りに刈られた植物も背丈が小さいながらも花をつけています。
 
 枝が分枝しているエノコログサがありました。夏のころは花枝が分枝するものはなかった気がする。珍しいと思いました。
 このところ暖かいと、タンポポの花がよく開いています。春の陽気に似ているせいなのかもしれません。今咲くタンポポはいずれもセイヨウタンポポということです。
イメージ 2イメージ 3 分枝しているエノコログサ               セイヨウタンポポ
 
 普段見かけるカタバミよりも葉も花も一回りも二回りも大きいカタバミの仲間がありました。ハナカタバミという名前らしい。オキザリスボーウィとの名前もいうらしい。赤みがかったピンクが鮮やかです。
 こちらのカタバミは繁殖力があり、1年中咲いています。小さな芽生えもいろいろなところで見ることができます。植え込みやプランターを覗くと必ず見つかります。雑草として一番嫌がられるものです。
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ハナカタバミ                       カタバミ
   
 このモクレンは花が咲くのが遅かったのですが、冬芽をつけました。遅れているせいか、冬芽もまだ小さいようです。
 これは何だろうか。つる性のような気がしますが、ノミノフスマカ?、葉の丸みからすると、カラスノエンドウかも。様子を見ようと思います。
イメージ 5イメージ 17     モクレンの冬芽        ノミノフスマカ?カラスノエンドウ
 
 シャリンバイの果実がますます青黒くなってきました。不思議なことに、シャリンバイはこの時期も花をつけています。
 タマスダレに果実が出来、種子がこぼれ始めています。
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 中々見つからなかったアメリカフウロの芽生えが観察できました。地面にしっかり張り付いています。現状ではおとなしく見え、夏に大繁茂するとは思えません。
 あちこちにホトケノザが見えてきました。葉を大きくしたものは、年内に咲きそうです。このホトケノザの葉の脇に赤い点を見ることができます。時機に花が咲きそうです。
イメージ 8イメージ 18          アメリカフウロ                     ホトケノザ
 
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 これはエノキグサかな。感じはクワ草に似ているが、葉の形が卵形でなく鋸歯も浅い気がします。
 コヒルガオヤブガラシの芽生えも見ることができます イメージ 20
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エノキグサ               コヒルガオヤブガラシ
 
 倉庫の方を見ると、陰にオオマツヨイグサが最後の力を絞り花を咲かせていました。最後まで力強く頑張る姿は素晴らしい。
また、アメリカセンダングサがきれいに咲いていたので、カメラに収めました。
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         オオマツヨイグサ              アメリカセンダングサ
 
 これはベニカナメの新芽です。新しく出る葉が赤みを帯びており、垣根によく使われます。
 カナムグラです。百人一首
八重葎 しげれる宿の寂しきに 人こそ見えね 秋は来にけり  恵慶法師
と詠われている「八重葎」はこのカナムグラということらしいです。
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         ベニカナメの新芽                 カナムグラ
 
   記  平成23年10月29日(土)