エノコログサの特徴
9月3日(土)
台風12号通過中ということで天気は乱れた日です。日が射したかと思うと雨が降りだし、また突風が吹きつけ窓の外の簾はガラス戸に激しくぶつけられている。せっかくの土曜日というのに、外での写真撮影はできない。
エノコログサにもいろいろな種類があることが知られています。エノコログサ、アキエノコロ、キンエノコロ、ムラサキエノコロの名前は知っている。調べると、まだまだある。せめて、この4つぐらいの違いが分かったらいいなと思っている。とりあえず、エノコログサとアキエノコロについてその違いを知りたい。
図鑑や書物などによるとアキエノコロは「秋に咲き、エノコログサより一回り大きく、穂が曲がる」と相違点が記載されている。しかし、実物を見るとなかなか分かりにくい。早く咲く小さなエノコログサの中にも穂が曲がっているものがある。大きさ、時期から考えてアキエノコロとは思えない。
9月3日、今は混在して咲いているようだ。何か新しい相違点を見出せたらとエノコログサについて綿密に調べ始めました。ただ、小さな部分の小穂については観察用具、技術の面から難しいので、小穂を除いたところを中心に調べていくことにした。
エノコログサと思われるものについて特徴を調べると次のようになっている。
全体
背丈95cm 下のほうの節で分枝する。 節は褐色がかリ、膨らむ。
葉
葉鞘となって茎を包む。 葉鞘は無毛。 鞘口は無毛。 中肋を中心に内側へ曲がる。茎の近くの断面はV字になる。
先は次第に尖っていく。 縁に一部波がある。 表裏ともに無毛。 葉舌は不明
穂
長さ8cm
小花
長さ 2mm
アキエノコロについては、次回に書くことにしています。
記 平成23年9月3日(土)