公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

雑草たちの再生 サルスベリが咲く

8月13日(土)
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                       大きくなった2本のケヤキ
 
  お祭りで忙しく、公園の植物をしばらく見ていなかった。どのように変化しているだろうかと出かけてみました。植え込みを賑わせていた雑草類はお祭りのためにきれいに刈られたため、しばらくは大きな変化は現れてこない。
 
 スタジイの木を下からのぞいて見ました。果実がどうなっているか知ろうとしましたが、まだその気配は感じられませんでした。マテバシイの果実は別のところで確認していたので、間違いなくあると決め込んでのぞきました。予想通りありました。
イメージ 2イメージ 3 マテバシイの果実
 
 刈り残された部分に新しい生命のはたらきが現れてきました。タンポポは強いです。上部は刈られても根生葉は残っています。うまく生き延びているではありませんか。葉の中央に白線が目に付くもの?。
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          タンポポ                             上はノゲシ
 
 シロツメクサ、これはしつこいほど個体数を増やし、生き延びてきました。こちらは芝生の中にポッツンと残されましたヒメムカシヨモギです。成長を速めて花を咲かせることでしょう。
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           シロツメクサ                        ヒメムカシヨモギ
 
 コニシキソウです。横へ広がり、刈られるのを免れました。速く勢力範囲を広げています。これはススキです。あれだけ大きく背丈をのばして、もうすぐ花を咲かせる寸前でしたが、この姿になってしまいました。人の手には勝てないのです。でも成長を速めていることが分かります。花を咲かせることが出来るだろうか。
イメージ 8イメージ 9            コニシキソウ                            ススキ
 
 フヨウと刈られなかったヒメムカシヨモギです。暑さの中に咲く大輪のフヨウを見ると一時は暑さを忘れ
させてくれます。
 「ボケ」、前にも、「ボケはほんとにボケている」と書きましたが、このような状況でも花が咲きました。大きく剪定されたのにその姿に感心しました。
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        フヨウとヒメムカシヨモギ                        ボケ
 
 そして、よく見ると近くに大きな果実があります。ボケの果実なのか?。今まで確認したことがありませんでした。果実から枝を伝わってたどると、ボケに間違いありませんでした。一見小さなりんごのように見えました。
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ボケの果実
 
 隅にいたオヒシバも残りました。生息する環境条件で生死を分けています。
    も残されました。この一株の種子が子孫へ命のリレーをすることでしょう。
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           オヒシバ                        タチスズメノヒエ
 
メドハギです。上部が刈られたため脇から出た新芽です。緑が新鮮です。タケニグサも下が残されました。
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           メドハギ                          タケニグサ
 
 花壇の脇のオオニシキソウも残され、花を付け始めました。
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          オオニシキソウ                   オオニシキソウの小さな花
 
 足元にピンクがかったものを見つけた。「これは何なのか」と疑問を掲げながら上を見ると、サルスベリが咲いているではないか。下を見ていたので、上の存在には気が付かなかった。公園外でサルスベリが咲いているのに、公園のはなぜ咲かないかと疑問に思っていた。もしかしたら、この木はサルスベリに似ているが、違うのかなという疑問も抱いていた。花が咲き「サルスベリ」と確認が出来た。
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                               サルスベリの花
 
  記  平成23年8月13日(土)