公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

あぜ道の植物(群馬県藤岡市)

8月16日(火)
 
 久しぶりに田舎へ帰って田園風景を見ることができました。緑が多く、やはり都会とは違います。緑は人を活気付けてくれます。道を歩いていると、いろいろな草花に出会います。都会では花期を終え、枯れてしまったものでもここではまだ元気な花の姿を見ることができます。
 
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 イヌムギ、エノコログサ、カヤツリグサが見えます。イヌムギはもう都会では枯れてしまっています。イヌホウズキと思いますがやや花が小さいところが気になります。確認する必要があると思います。
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イメージ 3イヌムギ、エノコログサ、カヤツリグサ       イヌホウズキ
 
  これはコスズメガヤ。都会でも空き地へ行くとコスズメガヤはよく見ることが出来ます。都会ではそろそろ枯れ始め出していますが、こちらのはまだ元気です。
 エノコログサです。よく見ると、背丈がかなり高くなり、穂が大きくなっているものも見ることができます。大きいのはアキエノコロかもしれません。
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 コスズメガヤ             アキエノコロ 
 
  これはスベリヒユ。都会でも沢山出てきました。今日見たのは黄色い花をつけていました。
これはカタバミ。同じカタバミでも緑に囲まれていると一層綺麗に見えてきます。
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スベリヒユ                  カタバミ
 
 これはヒルザキツキミソウか?、花が少し小さいと思いますが。こちらはメヒシバ、しかしけっこう大きいです。穂も長いです。アキメヒシバに相当すると思います。
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          ヒルザキツキミソウ             アキメヒシバ
 
 栽培されているキバナコスモスです。沢山咲いていると綺麗に映ります。
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キバナコスモス
 
 これは葉の先がへこんでいないことからアオビユと思います。イヌビユがこれとよく似ているので紛らわしいです。
 田んぼではよく目にするウキグサです。その名の通り水面に浮いています。広い範囲に広がっていきます。
イメージ 11イメージ 12             アオビユ              ウキグサ
 
 こんなところにイタドリが咲いていました。
この背丈の高いイネ科の植物をよく見かけます。シナダレスズメガヤの仲間と思われますが、名前がまだよく分かりません。
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            イタドリ               シナダレスズメガ
 
 これはちょっと遠すぎるので確認が出来ません。花の形から判断すると、オニウシノケグサと思われます。
沢山見られるのはセンダングサ。この仲間にもいろいろあるそうです。町中にはアメリカセンダングサをよく見かけるが、これは少し違う気がします。
イメージ 15イメージ 16 オニウシノケグサ            センダングサ
 
 オオニシキソウと思われるものが見られました。よくみるとこの畔一帯に紛れ込んでいます。
まだヒメジョオンがわずかですが咲いていました。緑の中に美しく映ります。
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         オオニシキソウ              ヒメジョオン
 
 これはイヌビエを大きくしたもの、タイヌビエと思われます。毛の多いケイヌビエも見ることができました。
 ここの畔はメヒシバで占拠されています。花は終えていましたが、コヒルガオの存在が確認できました。
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           タイヌビエ                 コヒルガオ
 
 ここの畔はタイヌビエで占拠されています。これはコナギと思われます。
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             タイヌビエ                 コナギ
 
 陰にツユクサがまだ元気に咲いていました。ここの畔はシマスズメノヒエで占拠されています。
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           ツユクサ               シマスズメノヒエ
 
 稲の穂を守るために網が張られています。
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 これはアズキの仲間と考えられます。アズキ、ヤブツルアズキ、ノアズキ等がありますが、観察地から考えるとノアズキが一番近いのですが葉の先端の形を見るとどうも違うように見えます。ヤブツルアズキは観察地がヤブではないからやはり違うと思える。でも葉の形はよく似ている。なかなか決められないところです。
 路側をカナムグラが這っていました。カナムグラが這っているということはさっきのアズキに似たものはヤブツルアズキになるのかなあ?。
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ヤブツルアズキ?             カナムグラ 
 
 若い人が少なくなり、年々休耕田が増えています。
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  記  平成23年8月16日(火)