公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

キンシバイとビヨウヤナギの違い

6月6日(月)
 
キンシバイとビヨウヤナギの違い(oykot21さんからご指摘があり、訂正しました。7/9)
 
  インターネットでビヨウヤナギを調べていたら、ビヨウヤナギにそっくりなキンシバイという花が出てきました。ビヨウヤナギと思っていたのはこのままでいいのだろうか。疑問に思い、念には念とよく調べることにしました。

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       キンシバイ                        ビヨウヤナギ

植物図鑑による比較
 
 
牧野新日本植物図鑑
長田帰化植物図鑑
 
寺崎日本植物図譜
葉の形
卵状長楕円形
長さ2cm前後
無柄で平面状に対生
長さ24cm
卵状長楕円形、先端は鈍形、元部は円形
長さ2cm~4cm
 
ビヨウヤナギ
長楕円状皮針形
先端が円い
長さ4cm前後
長さ4cm前後
狭長楕円形、長さ5cm~7cm
 
枝は垂れ下がる癖がある
先が垂れる
よく枝分かれする
3cm前後ほど
3cm前後
3cmばかり
 
ビヨウヤナギ
 
5cm近く
58cm
 
 キンポウゲ科の植物でいろいろな共通点が分かってきました。どうも葉のつき方、形、それと花の大きさが少し違うらしい。
相違点を注意してもう1度観察し直してみました。
 
葉のつき方
イメージ 2イメージ 4                          キンシバイ                                                   ビヨウヤナギ
  平面状に対生 卵状長楕円形     平面状になっていない 長楕円状皮針形
 
 ・枝が赤みがかっているところは共通していますが、キンシバイの葉脈は赤みが
  かっています。
 ・ビヨウヤナギの葉の方が緑が濃くなっています。
 ・葉の形の違いは読み取れます。
 ・牧野新日本植物図鑑には書かれていた。早速試見たいと思います。 
 
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 キンシバイ                                                          ビヨウヤナギ 
 
 キンシバイ は、枝が垂れているせいか、花に元気がないように見えます。それに比べビヨウヤナギ の花は一回り大きく、花びらがよく開いており、元気さが感じられます。 
 
 
記  平成23年6月6日(月)