公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園「サワグルミの冬芽、ニシキギの冬芽、タイアザミ、ウメの冬芽」

118日(木)
 
 前田の丘から山道を下っていくと、瓜久保へ出る。このカッパ池の畔で何時も見ているのは、イヌシデとソシンロウバイ、サワグルミである。今日はソシンロウバイとサワグルミを見た。ソシンロウバイは初春に咲いてくる。今年は127日に開花を見ている(資料)。冬芽は対生で、球形に近い。花は黄色だが、この芽鱗も薄い黄色をしている。
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 サワグルミの冬芽は上空にあり、毎年、直接見ることは出来ない。望遠写真を見ると、灰白色の殻をかぶっている。この皮は芽鱗といい、サワグルミの冬芽は、過って調べたところによると、1枚の芽鱗に包まれているという(資料1)。この1枚の芽鱗が剝れたところはまだよく見ていない。1度緑色になっているところは見ているが、本当はどうなっているか分からない。資料2によると、芽鱗が剥がれた冬芽の表面は星状毛があり、シナサワグルミに似ているが、3枚の写真を見ると、最初の写真は1枚の芽鱗が剥がれたように見えるが、また、新しい芽鱗に覆われているように見える。
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灰黒色の芽鱗が剥がれたものか

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灰黒色の芽鱗が剥がれようとしている

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灰黒色の芽鱗で覆われている
 
 瓜久保休憩所へ向かう途中にニシキギの樹がある。先日、四季の森公園でニシキギの赤い果実が出てくるところを見ていたので、ここのニシキギでも見られるかと思ったが、ここでは見ることが出来なかった。そのため、冬芽を見ることにした。冬芽は小さな楕円形をしており、枝に対生している。頂芽は側芽より一回り大きい。
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ニシキギの冬芽
 
 さらに坂を下ると、休憩所の手前にタイアザミが咲いていた。もうタイアザミの花期も終わりかと思っていたが、今の方が背丈が高く伸び、花が咲いているように見えてきた。
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タイアザミ

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タイアザミの花
 
 瓜久保休憩所へやって来た。この休憩所の周りには色々なウメの木が植えられている。花が咲いていれば、区別がつくが、今は区別が難しい。以前、ここのウメの分布を調べたことがあったので、その時の分布図を参考に冬芽を撮影してみた。
 
リョクガクシダレ
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コウバイ
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ハクバイ
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撮影日1028

  記  平成30115日(月)