自然生態園「イノデとベニシダの区別、ガガイモの蕾」
9月6日(木)
少し進むと、イノデとベニシダが隣り合せになっている光景に出会った。こういう機会は滅多にないと思い、写真に収めた。ベニシダは直ぐ傍で見て来たばかりなので、まだ目に残っている。柄を見ればどうやらこの2つは区別できるようになったが、葉だけでは区別が出来ない。いいチャンスと思い、両方の葉を見比べてみた。
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イノデ
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ベニシダ
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色
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濃い緑
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緑
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羽片
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短い
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長い
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小羽片
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短い
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長い
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小羽片の鋸歯
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下側に長い棘状の鋸歯がある
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上から3分の2ぐらいまで浅い鋸歯があり、先は尖っている
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最下羽片
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下部羽片の2~3対が下向きになる
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第1小羽片が小さい
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小羽片の中肋
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目立たない
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濃い紫色になっている
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小羽片の基部
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基部の下の一部分だけが羽軸についている
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全面が羽軸についている。
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胞子嚢の分布
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小片の縁に近い
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小羽片の中肋寄り
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ポイントを整理してみると、小羽片の鋸歯、胞子嚢の分布、小羽片の羽軸への付き方が明確に違うようだ。これに柄や中軸、裏の羽軸の鱗片などを見比べれば、イノデとベニシダは明確に区別が出来そうに思えてきた。
左:イノデ 右:ベニシダ
イノデ
イノデの柄
べニシダの柄
イノデの羽片の表
ベニシダ羽片の表
イノデの羽片の裏
ベニシダ羽片の裏
せせらぎ緑道を仲町台駅へ向かって歩いてきた。最後に左側に草むらがあるので、何か見られるかと思い、寄ってみた。真夏なのでこれというものはなかったが、ガガイモの蔓が見えた。葉を見ていると、その先に蕾らしいものが見えてきた。この花は見た覚えがあるが、はっきり覚えていないので、過去の資料を辿ってみると、平成26年8月22日(金)に下記の資料で見ていた。その時、「小花を見ると毛が多いのが目立つ。小花の先は5枚に分れている。1枚1枚が毛で出来ているように見える」と書いていた。この蕾も毛深そうだ。
ガガイモ
撮影:8月26日
記 平成30年9月4日(火)