公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園「アブラガヤ、タカサブロウ、クサレダマ、ミツバ、カラスザンショウ」

825日(土)
 
 アブラガヤが見えた。アブラガヤは放置された水田などによく見かける。このアブラガヤは水路の中にある。カヤツリグサ科なので、よく見かけるカヤツリグサを巨大化するとよく似てくる。下記の資料1によると、「花の穂が茶色で油っぽい感じがすることから名前が付けられたもので、油がとれるわけではない」という。更に、資料2によると、「湿原に土砂が流入した場所などでいち早く侵入・定着する」という、湿原遷移の初期段階に生育する種になるらしいという。
資料2
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 アブラガヤ

 タカサブロウが出てきた。以前、タカサブロウを調べていた時、アメリカタカサブロウの名前が出てきた。その時、果実を調べると、タカサブロウには翼があるが、アメリカタカサブロウにはないということを知った。その時のタカサブロウの果実には翼がなく、アメリカタカサブロウと判断した。果実を見なければ、確実な判断が出来ないが、この辺のタカサブロウも外来種アメリカタカサブロウに代わっているかも知れない。
イメージ 2
 タカサブロウ

 これは花が終わったように見えるが、クサレダマだろうか。確かクサレダマは3出葉だったと思ったが、これは対生である。名前を決めかねたので、調べると、下記の資料1では、「葉は2~4枚が輪生するが、3枚であることが多い」とあった。また、過去の資料にあたってみると、昨年は627日に花を見ている(資料2)。このことから考えると、既に花期を終えたクサレダマになってくる。分かったようで、よく分かっていなかったことが分かってきた。
資料1
イメージ 3
 クサレダ

 古民家の入口の前の園道際にミツバがある。この花は先日も見ている。これまで何度も写真を撮っているが、この花も白色なので、鮮明な写真が撮れない。花は末期のようで、各花弁は中央が窪み、外側へ急角度に反り曲がっている。そのため花のつくりが分かり難くなっている。白色で2本の長く伸びているのは雌しべになるのだろうか。
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 ミツバの花

 奥にあると思っていたカラスザンショウが手前にもあった。手前のカラスザンショウは幼木であるが、枝にある沢山の刺からカラスザンショウと分かる。四季の森公園で、花を見損なってしまったが、ここでも花は終わっていた。
イメージ 5
 カラスザンショウの果実

撮影:815

  記  平成30823