公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園「ツリガネニンジン、シモツケ、アキノタムラソウ、ユウガギク、ツルボ」

822日(水)
 
 久しぶりにネムノキ休憩所の前を流れる水路の基点へやって来た。ここは、毎年季節の花が見られるので、貴重な観察地である。今はムラサキツメクサ、ヌスビトハギなどが見られる。ヌスビトハギは大分勢力が強いらしく、個体数も多い。この水際にツリガネニンジンが見え、大分花をつけていた。先日四季の公園では、咲き始めたばかりだったのに、少し日にちが経つと、こんなにも花が増えてきている。やはり季節は秋である。ツリガネニンジンを始めてみた時、どう言う訳か、花よりも葉に目が行き、4枚の葉が輪生しているところが不思議に思えた。以前、ツリガネニンジンについて調べていた時、サンヨウシャジンの名前を知った(資料1)。資料2によると、学問上サンヨウシャジンの方が基本種で、ツリガネニンジンはその変種であるという。更に、ツリガネニンジンの萼片に疎らな鋸歯があると触れられている。このツリガネニンジンを見ると、茎に下向きの毛が密生している。萼片の鋸歯見ようと、写真をアップしてみると、何か所かに凸になったところが見つかる。これが鋸歯なのだろうか。
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水路の基点付近

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茎の下向きの毛

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 凸になったところがある:鋸歯になるのか
 
 ネムノキ休憩所へ来ると、シモツケのピンクの花が見えた。よく見るとまだ蕾がある。この花は68日に1度見ているので、2度咲きになる。例年、夏が過ぎたころ2度目の花をつける。
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 ネムノキ休憩所で休憩をとりながら土手を見ていると、アキノタムラソウが目に入ってきた。先日来たとき、一時花がなくなっていたが、再び目にし、復活し出したかに見えた。この土手は日陰の時間が多い。そのため成長が遅く開花が遅れているのかもしれない。先日舞岡公園で見た花より、瑞々しさがあり、秋の花の風情を感じた。
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 アキノタムラソウ

 休憩後、上の園道を横切り、ユウガギクが見える炭焼き小屋へ向かった。ユウガギクは垣根に絡まるようにある。見るとまだ花の数は少ない。先程、ばらの丸橋のところでノコンギクの開花を見たので、沢山の花が見られると期待していたが、意外と少なかった。
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ユウガギク

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 ユウガギクの花

 ユウガギクを見て、ネムノキ休憩所へ戻ろうとした時、足元にツルボが見えた。ツルボは見た感じがヤブランに似ているので、葉を見た。葉はヤブランのように束生しておらず、2枚ばかりが見えた。これはヤブランではなく、ツルボになることがはっきりした。ツルボは先日古民家の裏庭でも1度見ている。6枚の花被片がみな同じになっていることは、先日も確認した。
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ツルボの葉

撮影:815

  記  平成30821日(火)