公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園[スベリヒユ、メヒシバ、ホタルブクロ、オトギリソウ?、ビヨウヤナギ?、キンシバイ?]

718日(水)
 
 今、左側に広がる水田を見ながら長閑な園道を歩いている。このような田園風景は貴重な存在になってきた。環境は人の気持ちを制御するのだろうか、この光景を見ていると、気持ちが落ち着き、物事が冷静に判断出来るように感じる。
 左の斜面にスベリヒユが沢山見えた。スベリヒユは畑の脇にたくさん見ることが出来る。過って、花壇や空き地でよく見たが、細目に見ていないためか、最近は目にすることが少なくなった。この斜面には、これだけあるから花が咲いているかもしれないと、探した。しかし、蕾は僅かにあったが、花は咲いていなかった。
イメージ 1

イメージ 2

 同じ斜面にメヒシバが咲いている。メヒシバはいつの間にか咲いてくる。注意して見ているが、何時咲き出したかは捉えられない。このような花穂が出て、初めて気が付く。メヒシバにはコメヒシバ、アキメヒシバがある。コメヒシバは花壇の日陰によく出てくる。最近は注意して見ていないが、恐らくすでに咲いていることと思う。アキメヒシバももう直ぐ咲き出すのではと思われる。自然の動きには目が離せない。
イメージ 3
斜面に咲くメヒシバ

イメージ 4
 メヒシバの小花

 ここの一角にはいろいろな草花が咲いてくる。見ると、ホタルブクロが咲いていた。ホタルブクロの花期は既に過ぎている。今年は、いろいろなところでホタルブクロ、ヤマホタルブクロを見てきた。今日、再び見られるとは思っていなかった。これは副萼の形から判断して、普通のホタルブクロになる。
イメージ 5
ホタルブクロ

イメージ 6
 ホタルブクロ

 黄色い小さな花をつけた草花が見える。花がこれから咲くのか、終わってしまったのか、よく分からない。葉は対生で、2枚の葉が茎を抱きかかえている。オトギリソウのように見えるが、オトギリソウはこんなに沢山の花をつけただろうか。下記の昨年の記録を見ると、そっくりな葉をしている。
 次のビヨウヤナギ(キンシバイ?)を見て、この花は果たしてオトギリソウなのかという疑問が浮かんできた。花が咲いていないので、結論付けることは難しいが、ビヨウヤナギ、キンシバイともオトギリソウ科オトギリソウ属に入るので、似ていることは確かである。この花はもしかしたら、次のビヨウヤナギ(キンシバイ?)の小さいものかも知れない。
イメージ 7
 オトギリソウ?、ビヨウヤナギ?、キンシバイ

 オトギリソウと見えた一群の中に一回り大型なビヨウヤナギ(キンシバイ?)と思われる花が咲いていた。よく見かけるビヨウヤナギ(キンシバイ?)の光景は何株かがまとめられて、植えられている。こんな風にぽつんと植えられた光景は今まで見たことがない。ビヨウヤナギとキンシバイの違いについて、以前調べた下記の資料を見直すと、ビヨウヤナは葉が交差するように対生しているのに対し、キンシバイは葉は平面状に対生している。この葉の付き方からはキンシバイになりそうだが、花を見ると、これが複雑である。花弁と花びらの間に隙間があるところはビヨウヤナギだが、雄しべや雌しべが花びらよりも短いところはキンシバイである。再度花を確認したい。
イメージ 8
ビヨウヤナギ?、キンシバイ

イメージ 9
 ビヨウヤナギ?、キンシバイ


撮影:77

  記  平成30715日(土)