公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園「ハンゲショウが色付く」

617日(日)
 
 畦道から園道へ上がり、古民家の入り口まで来た。左と右にホタルブクロが咲いていたので、まず、左側から見た。萼は短く、幅が広いので、これはヤマホタルブクロになる。次に、右側のホタルブクロを見た。此方は萼が細長く、副萼が反り返っているので普通のホタルブクロになる。近くにこの様に種類の違うものがあると、比較しやすい。
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ヤマホタルブクロ

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 ホタルブクロ

 古民家へ入ると、キンシバイが咲いていた。黄色い花でよく目立つ。今この花とそっくりな花が咲いている。ビヨウヤナギといい。慣れるまではどっちがどっちだか混乱した。ビヨウヤナギは雄しべが花弁よりも長く。花の外へ突き出ている。キンシバイは、逆に雄しべは花の中に納まっている。
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 奥の沼の脇へ行くとウマノミツバがある。今この花は日陰の色々な所で見ることが出来る。3つ葉と白色の花で、ウマノミツバと分かるが、花の詳細は中々分からない。先程、瓜久保休憩所でこの花の写真を撮り直し、調べたが、雌花と雄花が混在していることは理解できたが、まだ分からないところが多い。撮影した写真を見ると、雄花の花弁が5枚見え、反り返っていることが分る。牧野新日本植物図鑑によると、「5個の花弁は内側に曲がる」とあるが、写真からは分からない。
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 ウマノミツバ

 小沼にあるハンゲショウの葉に色が付き始めてきた。昨日見た三ツ池公園ハンゲショウは、すでに大部分の色が変わり、小花も咲き出していたが、舞岡公園はやや遅れているようで、まだ幾つかの葉が薄らと白色になった程度で、大部分は緑色である。
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 小沼の日陰にハエドクソウが見えた。今日も何ヶ所かで見てきた。小さいが綺麗な花である。しかし、この綺麗な姿が写真に収められない。この花は唇形花で、上唇に当たる紫色の萼に目が惹かれる。先が3つに割れ、棘状になっていることは分かる。しかし、鮮明な写真が撮れないので、花の内部の詳細を知る手掛かりがない。
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 エドクソウ

 小沼の出口にはツリフネソウがあるはずだが、今のところ何処にあるのか分からない状況である。ミツマタの樹の下のオトコエシが分かるようになってきた。オトコエシは、今日、前田の丘へ上がる途中で見て来た。クサギやリョウブの樹の前の植込みを見ると、キンミズヒキの芽生えが沢山見える。キンミズヒキの葉は奇数羽状複葉なので、ナワシロイチゴの葉にどことなく似ている。キンミズヒキに混ざってホタルブクロもある。
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ホタルブクロ
 
撮影:68

  記  平成30615日(金)