公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ツ池「」公園

613日(水)
 
 小沼のヨシは随分大きくなり、向こう側が見渡せなくなってきた。6月になったばかりで、まだ早いが、既に穂を付けてもおかしくない大きさに成長している。
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 大きくなった小沼のヨシ

 大きくなったヨシがネコヤナギを覆うようになったので、ネコヤナギが何処にあるのか分からないようになってきた。今年はネコヤナギが選定されたこともあり、今は余計に貧弱に映る。
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ネコヤナギ:何処にあるか分からない

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ネコヤナギ

 小沼の奥にツリフネソウがあるので、其方へ行こうとしたら、右からヨシが押し寄せ、左側からチガヤやセイタカアワダチソウが押し寄せ、道が塞がられてしまっていた。仕方なく、両側を押し分けて進もうとした時、足元にどこかで見た覚えのある草が見えた。
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 道を塞ぐヨシなど

 しかし、とっさに名前が浮かんでこなかった。暫く経つと、テンツキの名前が浮かんできた。過去の資料1を見ると、テンツキかヒデリコか迷っていた。もう1度写真を見直すと、試料は果実なのだろうか、楕円形のものが見える。試料にはテンツキの仲間のように小穂がないようだ。ここで行き詰り、振出しに戻ってしまった。
 ヒデリコで検索し直し、資料2を見て行くと、下の方にヒメコウガイセキショウの名前があった。ここを開いて見ると、試料の写真によく似ていた(資料3)。更に読んで行くと、クサイの名前が出ていた。ヒメコウガイセキショウかクサイになりそうな気がしてきたが、決め手が見つからなかった。そこで、ヒメコウガイセキショウの資料3とクサイの資料4とをよく見直した。すると、ヒメコウガイセキショウは外花被と内花被に長さの違いがあり、果実は花被片より短く、クサイは外花被と内花被がほぼ同じ長さで、果実は花被とほぼ同長ということが分かってきた。資料を改めて見直すと、クサイのように思えてきた。
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クサイ

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 クサイの果実?

 ヨシなどを押し分けて中へ入って行った。前方はいろいろな草が大きくなり、草を踏みつけなければ近くへは行けなない状況だった。ツリフネソウは一番奥にあるので、ツリフネソウの葉を探した。ツリフネソウの葉は大きな楕円形で、先が尾状に伸び、縁には粗い鋸歯がある。このイメージを基に探すと、見つかった。茎が太く、背丈も高くなっていたが、蕾は見つからなかった。
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 ツリフネソウ

撮影:67

  記  平成30610日(日)