公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園「オカトラノオ、オニウシノケグサ、アザミ、アヤメ、クサヨシ、ガマズミ、リョウブ、ナツツバキ、ハコネウツギ、ヤマグワ、アカシデ」

526日(土)
 
 三ツ池公園で、オカトラノオが大分大きくなっていたのを見たので、舞岡公園のオカトラノも大分大きくなってきたのではないかと思っていた。オカトラノオは園道沿いの藪側にある。園道へ上がり、オカトラノオを見ると、予想通り皆背が高くなり、大きくなっていた。ここはオカトラノオが群生しており、精悍さが感じられる。
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 再び、畦道へ戻り進んで行った。水辺に穂が靡いている草が出て来た。これは何だろうか。短い柄と長い柄があり、それぞれの柄の先に小花が付いている。小花には長いノギがない。この小花の様子からはオニウシノケグサのイメージがあるが、オニウシノケグサはこのようには靡かないと思う。しかし、未だ大きく伸びていなことから靡いているのかも知れない。さらに検討が必要である。
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オニウシノケグサ?

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 オニウシノケグサ?の小花

 ネムノキの第2休憩所から炭焼き小屋を目指した。垣根に囲まれて中へは入れないが。この中にいろいろな草木があり、季節の花を咲かせてくれる。今ノアザミが沢山の花を付けている。そのノアザミの中にウツギがあり、枝が撓むぐらい沢山の花を付けている。更に、手前ではアヤメの花を見ることが出来る。
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ウツギ

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 アヤメ

 ネムノキ休憩所を通り、ばらの丸の丘の上り口へ来た。目の前にクサヨシがある。だいぶ背丈が高くなり、花枝が大きく開いてきた。下記の資料によると、「クサヨシの花序は、開花直前には円柱状だが、開花がはじまると上方から花序枝を開き、果実形成期に入ると、今度は上方から順次、花序枝は中軸に圧着するように閉じてくる」という。このため、円柱状になっているときは、この草をクサヨシと決めがたい。
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 クサヨシ

 水路沿いに少し進むと、ガマズミが並んでいる。大分剪定され、花は高くなったが、昨年よりは沢山の花を付けている。まだ蕾が見られるが、今が一番の見頃のようだ。冠は5深裂して平開するが、先は反り返る。そのため、雄しべが突き出ているのが花の特徴になる。
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ガマズミ

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 ガマズミの花

 ばらの丸へ上がり、もみじ休憩所へやって来た。ここで見たいものはリョウブとナツツバキである。リョウブは道の右側にある。今まで何カ所かでリョウブを見て来たが、冬芽から新葉が出て来たところまでは捉えていたが、その後は大きな変化がなかった。今日も、古民家の庭でリョブを見たが、大きな変化は捉えられなかった。それが、ここに来て、花序が伸び、小さな蕾が沢山付いているのに気が付いた。
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 リョウブの蕾

 ナツツバキを見ると、手の届く範囲の蕾は、どの蕾も虫にかなり食害されているようだった。綺麗なものを探し撮影したが、写真になったものも一部食害されていた。
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 ナツツバキの蕾
 
 もみじ休憩所からばらの丸橋へ向かう途中にハコネウツギがある。ハコネウツギも今が見頃の様である。見ると、白色の花が咲いていた。
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 ばらの丸橋へ着くと、赤い実が目に入って来た。見てすぐヤマグワの実と分かった。今までは緑色にやや赤みがかかる程度であったが、今は真っ赤で、新鮮そのものに見えた。
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 ヤマグワの実

 最後に見るのはアカシデである。花が終わり、果実の形成が大分進んでいるようだ。苞葉を捲ると、包まれていた果実が顔を出した。もう大分大きくなっている。
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 アカシデの果実


撮影:515
 
  記  平成30525日(金)