三ツ池公園「アカメガシワ、ムラサキシキブ、ザクロ、ヒメシャラ、コウホネ、ユキノシタ」
3月21日(月)
里の広場の奥へ入って行くと、伐採されたアカメガシワがある。様子を見ると、蕾が出来ている。「こんなに早く蕾を付けるまで成長するものなのか」と不思議に思った。何時頃伐採されたのか、記憶があいまいになっていたので、資料を見ると、伐採に気が付いたのが昨年の3月9日だった。それから考えると、1年2か月余りで、蕾を付けたことになる。伐採日の確認は出来ないが、アカメガシワの成長が著しいことは確かだと思う。
アカメガシワの雄花
「この樹の名前は?」と戸惑った。最初、マユミの名前が思い浮かんだが、マユミは花を終え、果実になろうとしている。従って、マユミではない。その内、この樹はムラサキシキブと分かった。何時もムラサキシキブを見る場所は、コリア庭園の近くであり、この辺ではあまり見ていなかった。マユミの花枝は葉腋から出てくるので、花枝の出ている位置を確認した。確かにに葉腋から出ている。
ムラサキシキブの蕾
遊びの広場へやって来た。場所が場所なので、親子連れが沢山出ており、子供たちが楽しく遊んでいる。ここの入り口に、先程コリア庭園で見たのと同じザクロの樹がる。此方のザクロは色が濃く、鮮明なオレンジの色をしている。しかも八重なので、豪華に見える。よく見ると、蕾、咲き始め、咲いた花と見ることが出来る。このことからコリア庭園のザクロの花を考えると、咲き出したところと分かる。
ザクロの花
ザクロの蕾
ここから花の広場へ移動した。ここで見たいのは丘へ上る途中にあるヒメシャラである。毎年、気を付けているが、この開花を見逃している。今年は見逃したくないと思っている。見ると、蕾の頂点に白色のものが見えてきた。
ヒメシャラの蕾
中の池を見ると、所々に黄色い花が見えた。それを見て、コウホネが咲き出したと思った。昨年は5月11日に見ているので、今咲いていてもおかしくない(資料)。黄色く見えるのは萼であるというので、萼の中を見ようとした。ところが今回の写真には中が分かるものがなかったので、過去の資料を探し、何とか分かりそうな写真が見つかった。中央に雌しべの塊、その外側に雄しべ、退化した花弁を何とか見ることが出来た。
コウホネの花
トイレ脇にユキノシタがあった。以前はよく見かけた花だが、最近は見かけなくなった。久しぶりに見たので、最初は名前が出て来なかった。この花は岩陰や湿ったところに見かける。ずっと昔、京都の清水寺へ行く途中、川の岩肌に張り付くように付いていた光景が印象に残っている。下記の資料1によると、「上側の3枚は小さくて桃色に紅色の模様があり、下側の2枚は大きくて白色である」という。花を見ると、確かにそのようになっている。更に資料2を見ると、「下側の2枚は不同である」という。言われてみないと、この違いには気が付かない。
ユキノシタの花
撮影:5月14日
記 平成30年5月19日(土)