公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ツ池公園「ヤマボウシ、スイレン、スダジイ、ホオノキ、シャリンバイ、サンゴジュ」

517日(木)
 
 四季の森公園でエゴノキが散り始めたのて、三ッ池公園のエゴノキが気になってきた。若しかしたら、花は見られないことも覚悟で出かけた。
 久し振りで、三ッ池公園の南門を入ると、ヤマボウシの花が目に入って来た。萼が白色に咲き揃っている。この分では中の小花が咲き出しているのではと期待できた。見ると、思った通り小花が咲いていた。丁度咲き出したばかりで、多くはまだ蕾である。花弁4枚、雄しべ4本が数えられた。
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 ヤマボウシの小花

 上の池を見ると、ぽつりぽつりと白色のスイレンの花が咲いていた。予想していなかったので、一時吃驚した。昨年見たのが528日だったからスイレンの咲くのが早まっているといえる。昨年はピンクの花を見ていたので、探したが、今年は見つからなかった。
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 スイレンの花

 滝の広場へ入り、トチノキの様子を見た。429日に岸根公園で花を見ていたので、期待したが、花は終わったようで、見ることが出来なかった。諦めて、滝の広場を出ようとすると、地面に白色のものが沢山落ちていた。何だろうかと拾上げて見ると、どうやらスダジイの雄花であった。この花も岸根公園で見ている。接写写真を撮ろうとしていると、上から雪のようにポツリポツリと落ちてくるのが止まない。
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地面に落ちたスダジイの雄花

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 スダジイの雄花

 スダジイの雄花の写真を撮り終え、先へ進み始めた時、ホオノキを見るのを忘れてきたことに気づいた。戻り、ホオノキを見ると、花は終わりに近いようで、花数が少なく、写真になりそうな位置に花がなかった。また、撮影した写真にも生き生きさがなかった。
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ホオノキ

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 ホオノキの花

 右の土手にシャリンバイが見えた。何時も見るシャリンバイは公園の垣根になっている背丈の低いもので、花を上から見ていた。今日のシャリンバイは下から見上げて見ているので、何時と様子が違うように見えた。何時も見るシャリンバイは、葉に丸みがあり、その葉の上に花序が載っている。ところが、今見ているシャリンバイは、葉が細長く楕円形である。花弁を拡大してみると、縁が丸く、基が細まっている形は似ている、また中央が赤く、雄しべも赤く染まっているところも似ている。見掛けが違っているが、よく見ると、シャリンバイのイメージがしてきた。
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 シャリンバイ

 上の池の角にサンゴジュがある。幹は薄い褐色でごつごつしている。サンゴジュの葉は鋸歯が目立たず、タブノキの葉に似ているので、葉だけ見るとタブノキとの区別が難しい。葉のつき方は、サンゴジュが対生であるのに対し、タブノキは互生である。一見区別がつけられそうだが、葉は枝先にかたまっているので、見極めは難しい。今枝先を見ると、上へ伸びる円錐花序が出来ており、緑色の小さな蕾が見える。
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サンゴジュ

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 サンゴジュの蕾


撮影:514
 
  記  平成30516日(水)