公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

花見山公園「ユキヤナギ、 ベニバスモモ、ハナモモ、ツバキ、レンギョウ、ヨウコウ、ムベ、ミヤビザクラ」

421日(土)
 
 沢山のユキヤナギの株が道沿いに植えられ、見頃を迎えていた。この花も自宅近くでは花期を終え、既に来春のために剪定が行われた。半月ほど前へ戻ったようだ。
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 斜面にベニバスモモとハナモモが咲いている。ここは日当たりがいいので、見え方が違ってくる。ベニバスモモの花はアンズやブンゴウメに似ていたが、このような所で見ると、花柄が長く、花数が少ないので、枝に隙間ができ、アンズやブンゴウメ程の華やかさがない。
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 ベニバスモモとハナモモ

 ハナモモ、ツバキ、ユキヤナギレンギョウが同時に咲いている。色とりどりの色彩豊かなこの一画は絵になる。奥には入れないが、思わず写真を撮りたくなる。
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ハナモモ、ツバキ、ユキヤナギレンギョウ
 
 赤みがかかった花が見えてきた。カンヒザクラのようだが、どうも少し様子が違いそうだった。近づいて見ると、花弁がよく開いている。カンヒザクラはこんなに開かない。ヨコハマヒザクラに似ていると思ったが、萼筒を見ると、毛があった。このサクラはヨウコウになるようだ。
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ヨウコウ

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 ヨウコウの萼筒:毛がある

 小屋にムベが絡みついていた。ムベの名前は聞いたことがあるが、どんな花か記憶にないので、調べて見た。すると、アケビ科ムベ属のもので、アケビについて調べていた時よく出て来たものであった。上の方に花のようなものが見えたので写真を撮ったが、まだ蕾のようだった。
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ムベ

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 ムベの蕾

こ の下にもカンヒザクラに似た花があった。この花も花弁がよく開いているので、カンヒザクラではない。すると、先程のヨウコウになるのだろうかと、萼筒を見た。すると今度は毛がなく、ヨウコウとは違うようだ。そうこうしていると、ミヤビザクラと名前が付けられていた。ミヤビザクラの名前は初めて聞く名前である。どういうサクラか分からないので、調べて見ると、資料1では、「さいたま市見沼田んぼ内の畑で発見され、接木による増植された」ものだという。また、資料2では、「大島系山桜と緋寒桜との自然交配と思われる桜です」とあった。
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ミヤビザクラ

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ミヤビザクラの萼筒

撮影:410

  記  平成30418日(水)