公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園「ゲッケイジュ、シャガ、ホウチャクソウ、ヒメウズが咲く」

415日(日)
 
 古民家の裏庭へ入ると、ウグイスカグラの花が数輪見えた。まさかこの時期に花が咲いているとは思わなかった。215日に赤い蕾を見てから2か月近く経つ、「ウグイスカグラの花期はこんなに長いものかなぁ」と思った。今は、葉が沢山出てしまっているが、何時見てもピンクの可憐な花には違いない。
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 ウグイスカグラ

 裏の花壇にニシキギがあり、緑の葉を沢山付けている。何か変化が現れたかと見ていると、小さな蕾が見えてきた。蕾は葉の下辺りから出た短い柄の先に付いている。既に花の準備が始まっている早さに驚いた。サクラの花が終わったと思ったら、他の草木が一斉に蕾を付け、花を咲かせるようになり、見るのが忙しくなってきた。
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 ニシキギの蕾

 カエデ(イロハモミジ)の樹があり、花が咲いていた。先程、もみじ休憩所で雄花と雌花を見て来た。ここでも花はもう終わりごろで、数が少なかったが、雄花、雌花を探して見た。しかし、ここでは雄花しか見ることが出来なかった。時期を外すと見つけるのも難しい。
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 カエデ(イロハモミジ)の雄花

 ここの一画にもヤマブキが咲いていた。先日、ウォーキングの時今年初めてヤマブキの開花を見たが。見ると、未だ咲き出したばかりで、花数が少ない。ヤマブキのシーズンはこれから始まるようだ。
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 ヤマブキ

 小沼の方へ移動始めると、ゲッケイジュの花が咲いていた。花は今頃咲くのだろうか。全く予期していなかった。昨年の記録を見ると、323日は蕾で(資料)、4月の10日に開花を見ている(資料2)。今日が44日だから開花があってもおかしくない。花弁が4枚、雄しべは78本が確認できる。花弁は淡緑色で、透き通っている感じがする。
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ゲッケイジュ

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 ゲッケイジュの花

 シャガが咲いていた。先日(329日)もシャガが咲いているのを見て驚いた。よく見かけるのは5月から6月である。昨年記録「シャガの見える葉の部分は全てが裏であることを知った。花弁は6枚あり、外側の3枚が大きく、その中央にオレンジ色の突起と斑点がある。雌しべは2本に分かれ、先が裂片になっている。」を読み直し、花のつくりを復習した。
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シャガ
 
 木陰に白色と紫色のタチツボスミレがあった。紫色のタチツボスミレはよく見かけるが、白色のタチツボスミレは見る機会が少ない。白色のタチツボスミレはシロバナタチツボスミレという。上弁が2枚、側弁が2枚、下弁が1枚、花弁の後方は距になっている。色が違うだけで、花のつくりは紫色のタチツボスミレと同じである。
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 この花は昨年も見て確認しているホウチャクソウになる。ホウチャクソウイヌサフランチゴユリ属で、チゴユリ属の花または花序は茎頂につく。花が筒状であればホウチャクソウになり、開いていればチゴユリになる。
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 小さなヒメウズの花が見つかった。一昨年は322日に見ているので(資料1)、今年の開花が早いとは言えない。この花を始めて見たのは平成23年(2011年)320日のことだから大分前のことである。横浜横須賀道路の陸橋の近くで見た時のことが思い出す。小さな花で、何度写真を撮っても鮮明な写真が撮れなかったことが懐かしい(資料2)。
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 ヒメウズ

撮影:44
 
  記  平成30413日(金)