ハナモモ、シダレザクラが満開になる
3月28日(水)
白幡西の森に着いた。今頃ここには白色のハナモモが咲いてくる。近くの公園でハナモモが満開になりつつあったので、ここでも恐らく満開になっていると思っていた。ところが公園へ入ると、先日の雪の影響もあるが、ハナモモの花弁が地面を埋めていた。その光景を見て驚いた。「遅かったかぁ」と思って、樹を見上げた。すると、心配していたのが嘘の様に満開の光景が広がっていた。実に見事な光景である。1つの花を見るとかなり大きそうなので計測すると、4~4.5cmあった。更によく見ると、花弁が八重であるようだ。それだけに一層大きく見えてきた。
ハナモモ
ハナモモの花
ソメイヨシノの開花が宣言され、彼方此方で咲き出したが、ここのサクラは未だ咲いてこない。冬芽を見て、このサクラはカンザンと判断しているが、カンザンはソメイヨシノより大分開花が遅い。そのために未だ咲いてこないのだろうと思える。
カンザン:まだ花がない
カンザンは未だ咲いていなかったが、その手前にあるシダレザクラはほぼ満開になっていた。シダレザクラはエドヒガン系であるので、確認した。エドヒガンの特徴の1つに萼筒の膨らみがある。このシダレザクラの萼筒には確かに膨らみがある。花弁は縁が綺麗なピンク色をしている。この色はエドヒガンの花弁の色によく似ている。
シダレザクラの花
白幡西の森で中々解決できない樹がある。冬芽、葉などからハンノキと判断しているが、生育環境、樹形を考えると、一考する必要がある気がする。雄花を見ると、葯にはまだ花粉が残っているようだ。雌花を見ると、芽鱗が開き、紐のようなものが見えてきている。下記の資料にハンノキの雌花の写真が記載されていたので、写真と比べて見た。比較は難しいが、似ているようにみえる。
ハンノキ
ハンノキの雄花花序
ハンノキの雌花花序
ハンノキと思われる樹の下にエゴノキがある。今まで何度見ても、小さな冬芽には動きが見られなかったが、ここに来て大分暖かくなったので、覗いて見た。まだ冬芽は小さいが、若干薄い緑色が見えてきた。緑の濃くなった冬芽を見ると、一斉に上を向き始めているのが分かる。
エゴノキの冬芽
エゴノキの冬芽:一斉に上を向いている
撮影:3月22日
記 平成30年3月25日(日)