公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

道後公園の花「ヤブツバキ、ブンゴウメ、ツバキカンザクラ、ジンチョウゲ、サンシュユ」

328日(水)
 
  5時近くなったが、此方は未だ日没にならず、明るい。下へくると、道後公園があり、サクラが咲いているように見えたので、向かって行った。途中、湯釜があったので、寄ってみた。湯釜は、浴槽内の温泉の湧出口に設置するもので、ここに展示されている湯釜は、現在の道後温泉本館が出来た明治27年(1894年)までに使用されたものであるという。
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 道後温泉本館で使われていた湯釜

 湯釜の脇を通り抜けると、細道がり、左側は崖で、右側に公園が見えてきた。細道の両側には赤いヤブツバキが見えた。この辺だけかと思って進んで行くと、ヤブツバキは奥まで続いていた。
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 公園へ下りると、白色の花が沢山咲いており、目に入って来た。近づいてみると、ブンゴウメであるようだ。この花は八重になっている。ブンゴウメはウメの花の中でも、花弁の白色、萼の赤色のコントラストが一際目立っている。また、赤い萼が後ろへ反り返っている点に特徴がある。このブンゴウメとアンズがよく似ていて、片方だけ見ていたのではどちらなのか区別がつかない。1度並べて写真を撮ったことがある。2つを比べると、アンズの花は一回り大きかったことを覚えている。
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 ブンゴウメ

 公園にあるサクラを見ると、ツバキカンザクラと記名してあった。ツバキカンザクラは松山城1度見て来たサクラである。その時は、もう花は枯れそうな状況にあった。この時、ツバキカンザクラいついて調べていたが、このサクラの原木が愛媛県松山市にあったとは知らなかった。ウイキペディアによると、「ツバキカンザクラの原木は愛媛県松山市居相町の伊豫豆比古命神社にあり、松山市愛媛県で広く栽培され、県外へも広がってきている」と記述されていた。ここの公園のツバキカンザクラは未だ生き生きしている。確認のために萼筒や柄を見ると、やはり毛が認められた。
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ツバキカンザクラ

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ツバキカンザクラの花:団子状に咲く

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 ツバキカンザクラ:萼筒や柄に毛がある

 大きなジンチョウゲの株があり、ジンチョウゲ独特の香りが漂ってきた。この香りには春の新鮮な香りが感じられる。ジンチョウゲの株を見ると、紅白の花が混ざっている。根元が分からないが、同じ株から紅白の花が咲いているのか、それとも別株になっているのか分からない。
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大きなジンチョウゲの株

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 土手にサンシュユの樹があり、満開になっていた。黄色く、11つが小さな花なので、遠くからは目立たない。まして、今は夕暮れ時なので余計に目立たない。それでも近くに寄れば、4枚の花弁が外側へ反り返っている様子が分かる。
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撮影:313
 
  記  平成30322日(木)