公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハクバイが5分咲きぐらいになる

227日(火)
 
 古民家を出た所にある植込みのオニシバリを見た。2週間ぐらいの間隔だから大きな変化は見られない。撮影した写真を見ると、偶然同じ冬芽を撮影していた。細かに見て行くと、先の方がやや開き加減になって来たような気がする。この花は先が4つに開く円筒花で、筒の部分が長く、花の部分の倍ぐらいあるようだ。3月に入ると咲いてくる。
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 オニシバリの冬芽

 古民家を離れ、園道へ戻って来た。畦道を歩こうとしたが、ぬかっているので、園道を進すむと、左にマンサクが見えてきた。古民家の裏庭でも見て来たが、赤褐色の地味な花である。花に興味のある人でなければ、恐らく、そのまま通り過ぎてしまうだろう。西日ということもあるが、光の加減で、花がよく見えない。
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 マンサク

 ネムノキ休憩所から炭焼き小屋へ道を進んだ。この入り口にソシンロウバイがある。見ると花数が少ない。先日は花が咲き始めたばかりだったが、もう花が終わってしまったのだろうか。瓜久保で見たソシンロウバも花数が少なかった。蝋黄色の目立たない花なので、これで終わりなのか、未だ咲いてくるのか分かり難い。
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 ネムノキ休憩所には大きなネムノキがある。ネムノキの冬芽は隠芽で葉痕の中に隠れている。従って出芽してこないと見ることが出来ない。先日見たが、全く分からなかった。今日は何か気配が分かるかと見たが、やはり全く分からなかった。水田の方を見ると、ハクバイがよく咲いている。この光景を見ると、花のない瓜久保や古民家のウメの光景が嘘のようである。日光の当たり具合でこんなにも成長に違いが出てくるのかと驚く。此れでもまだ5分から6分咲のようだ。 
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ネムノキ休憩所から見たハクバイ

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 ハクバイの花

 ハクバイの下の溝沿いにガマズミがある。先日、この冬芽が開き、中の赤い部分が見え始めていた。今日はその赤く染まった冬芽の数が増えているようだ。例年だと、手で引き寄せて詳細を見ることが出来たが、今年はこちらへ出ている枝がないので、詳細を知ることが出来ない。
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 ガマズミ

 下の水田から見る最後の樹はキリである。キリの冬芽は丸みがあり大きい。キリの樹は1本が伐採され、この樹も元気がなくなっている。上空に冬芽を探したが、冬芽をつけた枝は殆どなかった。僅か1本だけに数個の冬芽が付いていた。この分では、今年のキリの花は期待が出来そうもないことが分かる。瓜久保にもキリの樹があったと思ったが、通ったとき気が付かなかった。また、水車小屋の前に2本あったが、1本が先日伐採されてしまった。このままだと、舞岡公園からキリの樹がなくなってしまいそうだ。
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 キリ:冬芽の数が極端に少ない

撮影:215
 
  記  平成30222日(木)