カワヅザクラの冬芽が膨らんできた
2月28日(水)
水田から坂道を上り、ばらの丸の広場へ向かった。何時もはこの坂を下るのだが、上るとやはり草臥れる。この坂の途中に2か所ウグイスカグラの樹がある。しかし、1本は分からなくなってしまった。残された1本はこの坂を上り切ったところにある。先日は花が咲いていなかったが、今日は何輪か花が咲いていた。葉がなく、薄いピンク色なので、花の存在が分かり難い。早く咲いたものは萎れている。未だ蕾が多いのでこれからきれいな姿になって来ると思う。この花の開花を見ると、もう春がそこまでやってきているようだ。
ウグイスカグラ
もみじ休憩所の広場で見るものはナツツバキである。先日、外側の芽鱗が開き、白色の毛で覆われた冬芽を見ている。先日と余り変わらないが、柔らかな白色の毛は日光の光で輝いて見える。「白銀の輝き」を感じる。長さ1.5cm、幅0.4cmと幾分縦方向に伸びてきたようだ。
ナツツバキの冬芽
ばらの丸の橋のアカシデへやって来た。先日から冬芽に動きが出てきて、大きく細長いものと、小さく短いものとが現れてきた。下記の資料によると、大きく細長いものが雄花芽で、小さく短いものは葉芽または葉と雌花の入った混芽だという。
アカシデの冬芽
ここからおおなば橋を渡り、今日の目的であるカワヅザクラを見に向かった。カワヅザクラは一番奥にたった1本だけある。大きな変化があるのではと期待していたが、見たところ先日とほとんど変わらない様子だった。時刻も3時30分をまわっていたので、日も弱くなっていて、冬芽は鮮明に映ってこなかった。
カワヅザクラの冬芽を見ると、あまり変化がないように見えたが、先が黄緑色に変わっているものの数が増えてきたようだ。中には大きく膨らみ出したものも見られた。
カワヅザクラの冬芽
カワヅザクラの冬芽
「カワヅザクラの開花にはまだ早かったか」の思いをしながら帰り始めた。それでもあまり成果がなかったので、近くのオオシマザクラと、エノキの冬芽を見ておく気になった。オオシマザクラもカワヅザクラほどではないが膨らみ出し、先が僅かに黄色味を帯び出しているようだ。オオシマザクラは長さ8mm、幅4mmであった。
オオシマザクラの冬芽
先日、ここのエノキの冬芽を見て、三ツ池で見たエノキの冬芽の疑問を解決することが出来た。(資料)。新枝は紫色を帯び、毛が沢山ある。エノキの幹からは想像しがたい枝である。芽鱗に覆われた冬芽は葉痕の脇に1つずつ付いている。幹と同じ紫色を帯び、毛もある。
エノキの冬芽
撮影:2月15日
記 平成30年2月22日(木)